ストレートで警告灯が点灯したために、バイクを停止させてリタイアを余儀なくされたバレンティーノ・ロッシ。序盤からバイクのフィーリングは悪く、特にリアタイヤのグリップの低下に苦しんだという。今週末のアンダルシアGPでは問題を解決出来るだろうか。
フロントではなくリアタイヤが問題
バレンティーノ・ロッシ
「バイクのダッシュボードに警告灯が点灯し、安全のためにバイクを停止させました。チームが原因をチェックしていますが、明らかに何らかの技術的な問題があることは間違いありません。混乱の多かったレースですから、優勝出来ていたかもしれませんよね。
「フロントタイヤに関しては、どういうわけかタイヤを機能させることが出来ませんでした。皆がリアにはソフトを使用していましたから、リアにミディアムやハードを使用していたら、それだけで大きなハンデになっていたでしょう。ソフト以外のリアはグリップが低いですから。ですからそういった事を含めて考えていくとリアにソフトを履く以外に選択肢はないんですよね。」
「フロントタイヤに関してはギャンブルだったと思いません。ハードも試してみましたが違いは小さく、自分とマーべリックはソフトを選んでみたということです。ハードを履いていればもう少し早く走れたかもしれませんが、フロントが問題だったわけではありません。」
「自分の問題はリアタイヤに起因するもので、フロントはどちらを選んでいても大きな差にはなっていません。リアに関する問題は週末もレースでも起きていました。ただ現時点では解決策が見つかっていないんです。ファビオとマーべリックのデータも見ていますが、自分の場合はタイヤに問題があるんです。2人のデータを見ても助けにはなりません。」
「現時点ではテストの時同様に、マルケス、マーべリック、ファビオが最速で、別のレベルにいます。マルケスは酷い転倒でしたから彼の具合が心配です。問題はチャンピオンシップが短いこと、彼の回復がどの程度で済むかということですね。今年はチャンピオンシップも短く連戦が続きますから。」
「ファビオ、マーべリックにとってはチャンスでしょうが、ドヴィツィオーゾのことを忘れてはいけません。すべてのトラックでのコンスタントもそうですし、今年はDucatiが得意とするトラックが多いですからね。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of michelin)