先週のレースではブレーキングに問題を抱えたファビオ・クアルタラロだが、今週はリアタイヤの摩耗が大きな問題になっているようだ。現状タイムを出すにはプッシュするしかなく、プッシュすると摩耗が悪化するわりにペースは上がらず。タイヤを温存しようとするとコーナーやブレーキングで攻められないという。
ファビオ・クアルタラロ

他の選手よりタイヤをオーバーヒートさせている

ファビオ・クアルタラロ

「今日はなぜかわかりませんが、タイヤのフィーリングが悪くて非常に苦しい1日でした。本当にフラストレーションが溜まりますね。しかし作業を止めることは出来ませんから、問題がどこにあるのか探っていくことになるでしょう。」

「どこでパフォーマンスを失っているのかを理解する必要があります。ドヴィツィオーゾは午前中に15周目のタイヤで1:24.1秒を記録していますが、これを打ち破ることが出来ないんです。ですからこの理由を理解する必要があるんですが、苦戦しています。」

「バイク全体のフィーリングが非常に悪くて、どこに問題があるのかを理解する必要があります。他の選手よりもリアタイヤをオーバーヒートさせているんですが、現状ヤマハでラップタイムを出すにはこの方法しかないんです。今日のパフォーマンスについて理解するのは本当に難しいですね。」

「タイヤをセーブすることを考えなくてはいけませんから、その分、旋回やブレーキングで苦戦しています。しかしそうしながらもタイヤは激しく摩耗していくんです。タイヤに無理をさせすぎていて苦戦してしまっているわけです。ただ、現時点では何をしてもタイヤの摩耗が止まりません。」

(Source: sepang racing team)

(Photo courtesy of michelin)