オーストリアでは連続表彰台となったジャック・ミラーは、優勝を逃して2位となった。安定してポイントを獲得したことで、チャンピオンシップスタンディングでは3位に浮上。ファビオ・クアルタラロとアンドレア・ドヴィツィオーゾを追う展開となる。痛めた肩をしっかりと治してミサノに挑みたい。
ジャック・ミラー

まるでMoto3のようなバトルだった

ジャック・ミラー

今朝はそう悪くない状態でした。FP3の転倒も転倒自体大したことがなかったんですが、グラベルかなにかで引っかかったことで肩を痛めてしまったんです。FP4を走り初めてすぐに肩が痛むことに気づいて、Q2でも痛みをかかえていました。予選が終わった後は肩を氷で冷やしていましたが、夜遅くまで対応してくれたクリニカモバイルに感謝しています。」

「今日も朝はMRIを撮ってからサーキットに戻るなど慌ただしい1日でしたね。今日もシートストッパーを少し変えて肩の負担を和らげる調整をしたりなどしていたんです。正直赤旗が出たのはホッとしました。ジョアン・ミルを必死に追っていましたけど9周が限界だったんです。いずれにしても今日はミゲルの優勝を祝福したいですね。

「最後はターン7の立ち上がりが良くなく、ポルはターン7、ターン8で凄い立ち上がりで横に並ばれたんです。最後はブレーキングを出来る限りハードにしようとしたものの、彼と共にアウト側にはらんでしまいました。まるでMoto3のようなバトルでしたが、その横をミゲルがものすごい勢いで抜けていって優勝しました。彼にもテック3にとっても嬉しい優勝でしたね。」

ジャック・ミラー
ブルノでは苦戦しましたが、ここオーストリアはDucati得意なコースですし、徐々にポイントを獲得出来ています。昨年はミサノで苦戦していますが、この流れをしっかりと続けていきたいと思います。この先はアラゴン、バレンシアもありますしね。ポルティマオはモトクロストラックのように思える作りですが、良い走行をしたいですね。」

「今回肩を痛めたことで痛み止めは飲んでいますが、正直どの部分がどう問題になっているのかわかっていません。3人のドクターから3つの言語で説明を受けて、そのいずれも英語ではなかったのでね。痛むのは肩の上部でバイクをブレーキングでホールドする際は問題ないんです。ただ、バイクを旋回させる際にハンドルバーの押し引きの動作で痛みが出るんですよ。」

(Source: Pramac)

(Photo courtesy of michelin)