中上は初日総合2位、ホンダ陣営としてトップタイムをマークした。カル・クラッチローが参戦していないことから、中上とアレックス・マルケス、テストライダーのブラドルの3名体制だったが、ブラドルが右腕の問題を訴え、安全のためにレースを欠場する。中上は先週苦しんだバンプについて改善しつつあるようで、決勝に備えて予選タイム、レースペースの作業を続けている。中上 貴晶

自分達の作業に集中していきたい

中上 貴晶

「先週の段階からバンプを通過する際に苦戦していました。しかし日曜日のレースの段階で、完全に解決はしていないものの金曜日、土曜日より状況は改善していました。今週火曜日のテストでは新しいリンク、サスペンションなど様々なパーツを試し、異なるジオメトリーを試す中で状況がさらに改善していったんです。」

「また、グリップレベルも非常に高かったこともあり、予選ラップの改善にも取り組んでいます。先週はFP3から1周のタイムがなかなか出ず苦戦していました。今回のテストでは予選ラップ、レースペースに関しても確実に前進することができています。現時点ではバイクのフィーリングが非常に良くなっています。」

「カルがおらず、ステファンも参戦出来ないとなると、ホンダ陣営にとっては活用できるデータが少ないということですし、マイナスの状況ではあります。ただ、火曜日にかなりの量のテストをしていますし、そもそもこの状況でボックス内の人数は限られていますから、正直なところ大きな変化は感じていません。」

「やるべき事は変わりません。今週は表彰台を獲得することが目標ですから、自分たちの仕事に集中していきたいと思います。 

(Source: HRC)

(Photo courtesy of michelin)