ヤマハのリン・ジャービスは来年ペトロナス・ヤマハ・SRTに加入するロッシについて、参戦にあたってのサポートは今と変わらず、契約年数に関しても、ロッシを含めた全員の合意によるものだと語る。
ロッシとペトロナス・ヤマハ・SRTの契約は6ヶ月かかった
リン・ジャービス
「バレンティーノ・ロッシとヤマハ発動機の契約はそのまま延長する形となり2021年まで延長します。つまり彼はヤマハからフルサポートを得ますし、ファクトリーバイクを使用します。テクニカルサイドで彼が苦戦することはないでしょう。そして、この契約締結には6ヶ月かかりました。」
「ヤマハ発動機との契約自体は単純な延長ですが、日本企業とマレーシアチーム、そしてイタリア人が関係する契約でしたので、英語で契約を進める必要があり、彼は特別なライダーですから契約の内容をまとめるのが大変でした。バレンティーノ・ロッシの場合は、テクニカルサポート、チームのパーソナリティー、肖像権なども絡みますから大変だったわけです。」
「なぜ1年契約なのかと言うと、そもそも契約をする場合、確実にそれが履行出来ると確信を持てる必要があるからです。そもそもチャンピオンシップとの契約自体が2021年までです。ほとんどのチームがチャンピオンシップ参戦契約を5年単位で結んでおり、2021年がその満期なんです。」
「ヤマハは間違いなく2022年から2026年も参戦するでしょうが、そもそもチャンピオンシップと契約がありません。バレンティーノにもこれを提供出来ると約束は出来ないわけです。これが一番の理由ですね。それにバレンティーノ自信も継続するためには、数戦走ってみて戦闘力を確認する必要があるとはなしていたわけです。」
「もちろんすべての関係者が来年の中盤には1年契約延長について話し合いを行うことを考えていますが。ですから1年限定の契約ではなく、期間としては1年だが、さらに先を見据えることもあり得るという1年解約なんです。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of michelin)