テルエルGP初日、ベンスナイダーは15番手の好発進!ビェシェキルスキも着実に学習を続ける

第12戦テルエルGPが、先週末と同じ開催地モーターランドアラゴンで始まりました。金曜の初日は、午前にフリープラクティス(FP)1回目、午後にFP2を各40分間行い、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーは初日総合15番手。自己ベストタイムは1分52秒777。土曜午後の予選で速いタイムの選手たちが競うQ2へは、上位14名がダイレクト進出しますが、その暫定トップ14スポットまでは0.057秒の僅差でした。

チームメイトのピオトル・ビェシェキルスキも確実に学習を進めて、1分55秒084のタイムを記録。初日の順位は30番手でした。2週連続で同じサーキットの開催となっていることもあり、NTSを含む各陣営は走行データを豊富に所有し、セットアップも先週からさらに煮詰めています。そのため、選手たちのタイム差は非常に接近しており、FP2のタイムシートでは上位18選手が1秒以内にひしめいている状態です。

このFP2では、8コーナーでの転倒によりセッションが2回中断しました。ベンスナイダーはちょうどこの2回目に走行が中断する前に自己ベストを記録しましたが、この段階では全体の9番手につけていました。セッション終了間際にも快調な走りで好タイムを記録しましたが、自己ベスト更新には至らず、その結果、初日総合順位は15番手で締めくくることになりました。

ビェシェキルスキは、今週も順調に成長を続けています。一週間前の予選よりも良いタイムを記録することが今日の目標でしたが、しっかりとそれを実現させて初日のセッションを終えました。

ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)

(FP1-25番手 FP2-14番手 総合15番手)
「今日はいい初日になった。特に午後のFP2はがんばったよ。セッション終了寸前にトップ14から押し出されてしまったのはちょっと残念だけど、走りの内容は充実している。この勢いで、明日はもっと調子を上げていくよ」

ピオトル・ビェシェキルスキ選手(ゼッケン74)

(FP1-30番手 FP2-30番手 総合30番手)
「今日はとても内容の濃い初日になりました。朝のFP1では、バイクはよく走っていたのですが、フィーリングがイマイチでした。午後はもっとよくなるはずだと思っていると、実際にそのとおりになってくれたのでよかったです。そのFP2では、先週土曜の予選よりも速いタイムで走れたので、とてもハッピーです。午後はいろんなことが噛み合ってきて、だいぶうまく乗れるようになってきました。」

「1分54秒台までもう少しだったのですが、セッション2回目の赤旗中断のために特に左コーナーでタイヤが滑りやすくなってしまい、そこまで到達できなかったのがちょっと残念です。まだまだ改善の余地があるので、明日もこの調子で習熟を進めて、さらにタイムを詰めて行きたいです」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)