ベンスナイダーがQ2進出、10番グリッドを獲得!!ビェシェキルスキは30番グリッドから決勝レースへ
第12戦テルエルGPの土曜午後予選で、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーは素晴らしい走りを見せ、10番手タイムを獲得しました。明日の決勝レースは4列目からスタートします。チームメイトのピオトル・ビェシェキルスキは30番グリッドから決勝レースに臨みます。
土曜のセッションは、NTS陣営にとって総じて良い方向に進みました。午前のFP3では、ベンスナイダーは暫定ポールポジションも可能かと思わせるペースで走行。残念ながら最終セクターで0.3秒ほどロスをしてしまいましたが、それでも1分52秒256という好タイムで、 セッション12番手につけました。しかし、FP1からFP3までの総合順位では上位14名以内に入らなかったため、ベンスナイダーは午後の予選で、まずQ1に参加することになりました。
この予選Q1では、序盤から3番手タイムを記録。次の周回では1分51秒933をマーク。ルカ・マリーニ選手やマルセル・シュロッター選手たち強豪ライバルを一気に引き離すラップタイムで、Q1をトップで通過しました。Q1を勝ち上がって参加したQ2でも、1分51秒946という好タイムで上位10番手につけ、明日の決勝レースに向けて良いスタート位置を確保しました。
「とても良い走りでした。ボは先週のレースでもいいパフォーマンスを発揮していましたが、今回のウィークもその勢いを維持し、予選トップテンにつけてくれました」。NTS RW Racing GPのチームマネージャー、ヤルノ・ヤンセンも満足そうな表情で今日の走行を振り返りました。
ピオトル・ビェシェキルスキは、今日の走行でも着実に成長を続けました。午前のFP3で1分55秒を切り、予選ではさらにそのタイムを更新して1分54秒398に到達しました。第12戦テルエルGP決勝レースは、現地時間日曜午後2時30分(日本時間午後10時30分)にスタート。全21周で争われます。
ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)
(予選10番手:1分51秒946)
「予選Q1のプランは速いライダーを前に出して、そのスピードを利用する作戦だったんだ。狙いどおりに運ばなかったけれども、単独走行でも速いタイムを叩き出せることがわかったので、数周連続して自力で好タイムを出したんだ。誰かのスリップストリームを活用すれば最終セクターを速く走れることはわかっていたけど、なかなかうまく利用できなかった。Q2でも同じ作戦を使おうと思ったけれども、またしてもうまくいかなかった。アウトラップはまだタイヤが温まっていなくて、次の周回にグループを見つけたと思ったら、皆がスロットルを閉じてスピードを落としたんだ。」
「だから自力でタイムを出しに行ったんだけど、スリップストリームを使えないと0.1秒を争っているMoto2ではトップスピードに数キロの影響してしまうので、それが残念だ。でも、それ以外の区間でロスを埋め合わせることができたし、トップスピード自体も昨年よりだいぶよくなっている。今日はいい内容の走りをできて、いいグリッドを獲得できた。明日の決勝もこの調子で好リザルトを目指すよ」
ピオトル・ビェシェキルスキ選手コメント(ゼッケン74)
(予選30番手:1分54秒398)
「今日の目標は1分54秒5を切ることでした。予選でそれを達成できて、とても満足しています。しかも、先週の予選よりも約1秒速いペースで走ることができています。今日の午前と午後を比較しても、0.6秒更新しています。乗れば乗るほど、どんどん気持ちよく走れているので、明日の決勝レースではさらにタイムを更新していくことを目標にしたいと思います。今日の自分自身のペースを見ると、レースでは前の選手に追いつくことができそうなので、がんばって食らいついていくつもりですよ!」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)