ヨーロッパGPを終えた時点のMotoGPチャンピオンシップ・スタンディングだ。今回初優勝したジョアン・ミルが引き続き首位で、2位との差を37ポイントに拡大。今回転倒となったファビオ・クアルタラロは、リンス同様に総合125ポイント、37ポイント差でジョアン・ミルを追う。

残り2戦で獲得出来るポイントは最大で50ポイント(両レースで優勝)、ファビオ・クアルタラロもしくはアレックス・リンスが、バレンシアGP、ポルトガルGPで2連勝して50ポイントを積み増しても175ポイントだ。一方のミルは総合162ポイントを獲得しており、残りの2戦では少なくとも9位で完走して7ポイントを2度獲得すれば良い。(162+7+7=176ポイント)

ミルの今年の安定感を考えると、誰かに突っ込まれて転倒でもしない限り、2戦で9位以上で完走すると予想されることに加え、次回のバレンシアGPでジョアン・ミルが3位以上(16ポイント以上)を獲得すれば、(162+16=178ポイント)その時点でジョアン・ミルが2020年の世界王者に輝くこととなる。

続いてチャンピオンシップ5位はマーべリック・ビニャーレス、6位フランコ・モルビデッリ、7位アンドレア・ドヴィツィオーゾ、8位ポル・エスパルガロ、9位中上 貴晶、10位ジャック・ミラーと続く。