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バレンシアGP 予選3位 中上 貴晶「表彰台獲得のチャンスを常に狙っている」

中上 貴晶

3連続でフロントローを獲得した中上 貴晶は今週もまた表彰台を狙う。アラゴンのレースの失敗で多くを学んだと語り、レースを重ねるごとにフロントローでレースをスタートする状況に慣れてきたという。今回は多くの選手が2週連続開催でスピードを上げてくることが予想されるが、その中で表彰台を獲得して欲しい。
中上 貴晶

表彰台、優勝のチャンスがあれば狙っていく

中上 貴晶

FP1からバイクに自信を感じています。セッティングも先週の日曜から変えておらず、そこから今週に向けて徐々にバイクのセットアップを進めています。今日は天候がトリッキーだったものの、明日は晴れる予報ですから心配はしていません。FP4の雨でQ2のコンディションはどうなるか心配していました。」

「しかしこうしたトリッキーなコンディションでもフロントローで終えることが出来てホッとしています。予選3番手は素晴らしい結果ですし満足しています。先週とコンディションはあまり大きく変わらないので、電子制御など少しの変更を加えている状況ですね。」

「前回と同じく予選3番手です。しかし今週は多くの選手と同様に、さらに戦闘力を発揮できるでしょう。表彰台獲得のチャンスはあると思いますし、常に目標としているものです。優勝のチャンスがあれば狙っていきます。」

「小椋はMoto3でタイトル獲得の可能性があると思います。自分もチームアジアに所属していましたし、一緒にトレーニングをしたこともあります。ただ、彼に何かアドバイスを与えることは出来ません。彼は彼の考えがあるでしょうし、250ccでタイトルを獲得した青山さんがついていますからね。」

ヒーローの1人は加藤大治郎

「子供の頃は世界選手権で憧れている選手のレースをテレビで見ていましたが、1人の選手だけをピックアップできません。ただ、自分にとってヒーローの1人と言えるのは加藤大治郎です。彼は多くのレースで優勝していましたし、250ccでタイトルも獲得しています。」

「2003年の不慮の事故が発生してしまいましたが、あの時自分も鈴鹿にいたんです。とても信じられない出来事でしたが、常に加藤さんは憧れのライダーとして胸に秘めている存在です。そして大切な友人である富沢祥也のことも忘れられません。すべての日本人ライダー達のことを尊敬していますね。」

アラゴンの失敗は良い経験

アラゴンでポールポジションを獲得した時は本当に調子が良くて、多くのスタッフ、チーム、自分も優勝を期待していました。結局アラゴンは失敗してしまいましたが良い経験となりましたね。先週のバレンシアでフロントロースタートした際は、もっと落ち着いていてスタート出来ました。今週もフロントローですが、どんどん落ち着いて挑めるようになっています。」

「フランコも速いですしジャックもスピードがあります。それに今週は既に2回もジャックにストレートエンドでオーバーテイクされています。レースに向けては何かしら対策を考えて挑みたいと思います。今週以降も良い形で走行を続けていきたいですね。」

「シーズン10人目の優勝ライダーになりたいと思いますが、前回は戦略面で失敗してしまいました。今回はレースに向けて賢く挑みたいと思いますね。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of michelin)

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