ベンスナイダーが土曜予選で9番グリッドを獲得 日曜の決勝は3列目からスタート!

第14戦バレンシアGPの土曜日予選で、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーが高い戦闘力を発揮して1分34秒769をマーク。9番手タイムで、明日の決勝は3列目からスタートします。チームメイトのピオトル・ビェシェキルスキは1分36秒515のタイムで総合29番手でした。

午前のFP3で、ベンスナイダーはNTSの持ち味を存分に引き出して、高水準の走りを披露しました。セッション6番手の1分34秒900で、FP1からFP3までの総合順位では8番手につけ、午後の予選に向けて上位選手が競うQ2へのダイレクト進出を果たしました。一方、ビェシェキルスキは1分37秒014で、午後の予選はQ1に組み込まれることになりました。

各15分で争う予選では、Q1に参加したビェシェキルスキは1分37秒の壁を破って、自己ベストを更新する1分36秒515に到達しました。このセッションでトップタイムを記録したライダーとの差は、1秒711でした。その後に行われたQ2で、ベンスナイダーはセッション開始後に早速1分34秒872を叩き出し、強豪選手たちを相手に上位2列を争いました。

その後も熾烈なタイムアタック合戦を繰り広げ、予選終了間際に1分34秒769のタイムで3列目を確保しました。第14戦バレンシアP決勝レースは、現地時間日曜午後12時20分(日本時間午後8時20分)にスタート。全25周で争われます。

ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)

(予選9番手:1分34秒769)
「今日の走行では、昨日の勢いを維持してさらに前進を果たすことができた。決勝レースを3列目からスタートできるので、今日はとてもいい内容だったと思う。明日は、さらに高い結果を目指してチーム全員で一丸になってがんばるよ!!」

ピオトル・ビェシェキルスキ選手(ゼッケン74)

(予選29番手:1分36秒515)
「今日はいい一日になりました。午前のFP3では、レースペースとラップタイムの両面で大きく前進できました。セッション終盤には20周を走行したタイヤでも自己ベストタイムを更新できたので、いい手応えを掴むことができました。午後の予選ではもっとタイムを詰めることができると思っていたので、1分36秒台を狙ってがんばりました。そして、実際に36秒5を記録できたので、とても良かったと思います。」

「Moto2クラスは強豪選手がひしめいていてとてもレベルが高く、そのなかでポールポジションから2秒差なのだから、最後尾スタートととはいえ、走りの内容は充実していると自分でも感じています。前の選手たちとのタイム差も小さいので、明日の決勝レースはがんばって追い上げたいです」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)