バレンシアGP NTS RW Racing GP 決勝レースレポート

ベンスナイダーが8位フィニッシュ!! NTSと自身のベストリザルトを勝ち取る!

第14戦バレンシアGPで、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーが8位でゴール。ベンスナイダー自身とNTSにとって、Moto2クラスのベストリザルトを勝ち取りました。世界最高峰の中量級クラスのロードレースに参戦するにあたり、NTSは段階的に突破すべき壁があると考えてきました。第一に、レギュラーチームとして参戦する壁、その次にトップ20の壁、トップ10の壁、表彰台の壁、チャンピオンの壁、勢いと活動を継続する壁というものです。そうした意味で、実力でトップ10の壁を超えることが出来た今回のレースは、関係者にとって記念すべきイベントとなりました。

金曜のフリープラクティスから安定した速さを発揮していたベンスナイダーは、土曜の予選でも好内容の走りを披露し、決勝レースではその内容にさらに磨きをかけて、8ポイントのチャンピオンシップポイントを獲得しました。前戦で獲得した14位(2ポイント)、そして開幕戦の11位(5ポイント)と合わせて、これでシーズン獲得点数を15ポイントとしました。

決勝レースでベンスナイダーは、スタート直後から好位置を争い、8番手を走行していましたが、エネア・バスティアニーニ選手やホルヘ・ナバロ選手にオーバーテイクされて順位をふたつ落としました。しかし、後半でステファノ・マンツィ選手やナバロ選手の転倒などもあって順位を回復、8番手へと戻しました。

その後、レミー・ガードナー選手やロレンツォ・バルダッサーリ選手、アロン・カネット選手、チャビ・ビエヘ選手、ニコロ・ブレガ選手たちとグループを形成して激しい順位争いを繰り広げました。やがて、前方との差は6秒程度に広がり、ガードナー選手にオーバーテイクされて9番へ位置を下げましたが、前方でのクラッシュが発生したために、ふたたび8番手へと復帰しました。最後は優勝したホルヘ・マルティン選手から9.720秒の僅差でチェッカーフラッグを受けました。

一方、ビェシェキルスキは、ゴールしたときのマルティン選手との差が50秒162でした。これは、ビェシェキルスキにとってMoto2クラス参戦開始以降で最も小さいタイム差です。21位という順位はチャンピオンシップポイントの獲得圏外ですが、ラスト5周まで粘りの走りで前方に食らいついていた走りは、ライダーとして着実に成長を示しているといえるでしょう。

NTS RW Racing GPのチームマネージャー、ヤルノ・ヤンセンも今回のレースリザルトには満足をしています。「ボはいいレースをしてくれました。金曜のフリープラクティスから良好な走り出しを決めて、セッションごとに着実に積み上げていったことがこの結果に繋がりました。ラップタイムもレースペースも、ウィークを通して安定していました。決勝でも序盤からガッツのある走りで安定したラップタイムを刻み、彼自身とNTSの双方にとって非常に素晴らしいリザルトを獲得してくれました。今日のレースでは、上位16位以内の選手でKALEXシャシーではないライダーは、ボだけだったのです。ピオトルもよく健闘しました。レースごとに成長を示しており、今回は20周目までしっかりと前方について行ったのは、大きな収穫といえるでしょう」2020年シーズンの掉尾を飾る第15戦ポルトガルGPは、ポルティマオサーキットで開催。11月20日(金)午前にフリー走行1回目がスタートします。

ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)

(決勝レース:8位)
「今回のウィークはとてもうまく進んで、いいリザルトを獲得できた。FP1からバイクのフィーリングがとてもよく、一歩一歩前進をできたんだ。今朝のウォームアップ走行でも微調整をして、それがピタリとハマった。午後の決勝時刻に鳴ると、風が吹いてきて少し難しい状況になって、土曜までと同じようなラップタイムでは走れなかったけど、レース内容はとてもよかった。僕自身にとっていい結果になっただけではなく、いつもすごくがんばってくれるチームの皆、そして懸命にマシンを開発してくれているNTSにとって非常に意義のあるリザルトを獲得できて、とてもうれしい」

ピオトル・ビェシェキルスキ選手(ゼッケン74)

(決勝レース:21位)
「今回はとてもいいウィークで、決勝レースもいい内容になりました。僕のライディングは、このバレンシアでとても成長したという実感があります。レースがスタートして、いいラップタイムを刻みながら前のグループについていくことができました。中盤になると、前の選手を抜けそうなところまで迫り、終盤までついていくことができました。週末を通してすごくいい仕事をできて、いいレースになったことが、とてもうれしいです。先週の決勝よりも合計レースタイムで13秒速く走ることができて、今シーズンでは優勝選手とのタイム差が最も小さかったので、しっかりと成長できたと思っています」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)