ヤマハは今年カル・クラッチローをヨーロッパを拠点とするテストチームのテストライダーとして起用している。カルにとっては3月5日のシェイクダウンが実質的に初めてのテスト開始となり、そこでのインプットがM1の開発に活かされるのは早くてもシーズン中盤以降だろう。
テストライダーを変えずに開発を続けてきているホンダ、Ducati、スズキ、KTMと比較すると、ヤマハの開発体制の貧弱さは否めない。今年はいずれのメーカーも2020年シーズンと基本的に同じマシンで開幕を迎えることになるが、その後の開発スピードで差がついていく可能性は高い。
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リン・ジャービス
「ライバルと共に走ってみないとどうなるかわかりませんから、カタールでのテストがとにかく待ち遠しいです。ヤマハは日本でテスト出来ていませんから、カタールが実質初めてのテストとなります。初回テストがとにかく重要になることは間違いありません。」
「テストすべきアイテムは膨大にありますから、カル・クラッチローには大くの作業が待ち受けています。昨年のような技術上の問題は起きないはずですし、今年のバイクは優れたバランスのバイクになると思いますよ。」
マッシモ・メレガッリ
「カルがヤマハに持ち込んでくれるであるインプットに期待しています。彼には今までの様々な経験がありますからね。ただ、カルはライディングスタイルを再びヤマハに合わせる必要があるでしょう。しかしホルヘ・ロレンソがテストをした際も、バイクは大きく変わっておらず乗りやすいと話していました。」
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「シェイクダウン初日はカルにとって重要になるでしょう。しかし2日目からは新しいアイテムを徐々に試していくことが出来るんじゃないでしょうか。ヤマハは日本から数多くのアイテムを持ち込むはずですから忙しくなると思いますよ。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of yamaha-racing)