9ヶ月ぶりの走行でスピードを発揮したマルクだが、その背景には信じられないような苦しみ、再びバイクに乗れないのではないかという不安、腕が元通りになるのかという不安があった。その中でレースを完走するという目標を果たし、ピットでは今までの苦しみ、そして再びレースが出来た喜びなど、様々な感情から思わず涙がこぼれたという。
無理をせずに徐々に100%に仕上げて欲しいところだが、何よりも再び魅力的なレースを見せてくれたことが嬉しい。おかえりマルク。
ピットに戻って思わず涙がこぼれた
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7位 マルク・マルケス 41’59.620/346.1km/h
「今週末は本当に多くの感情が溢れた週末でした。普通は自分の中に感情を留めておくほうなんです。でも今回は完走した後にピットに戻った時に思わず涙が出てしまいました。痛みではなくて、今まで本当に本当に大変な9ヶ月でしたから、いろんな感情が爆発したんです。多くの人のサポートを感じてきました。特に家族、そして友人達のサポートに支えられました。」
「再びMotoGPライダーであると感じることが出来て、最高の気分でした。今日のレースは正直全く楽しめていません。非常に苦しいレースでしたが、今までの回復のステップにおいて最も重要なものでした。レースを完走すること。これがメインゴールでした。」
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「ポジションはまったく考えていませんでした。しかし、トップから13秒遅れというのは信じられない結果です。レース中盤に一人で走行している時が一番気持ちよかったですね。レースのスタートは久しぶりすぎてショックでした。最終ラップはただレースを終えることだけを考えていましたが、次はヘレスに向けて挑みます。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of HRC)