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カタルーニャGP NTS RW Racing GP公式練習 3、公式予選レポート

カタルーニャGP予選を終え、シャーリンは7列目を獲得バルタスは9列目中央から決勝へ

今回の第7戦カタルーニャGPは、今シーズン初めて観客を収容する形でイベントが開催されています。スペインでは新型コロナウイルス感染症のワクチン接種などの対策が進み、それまで厳格に制限されていた人々の活動が少しずつ緩やかに解除され始めています。今回の有観客開催もその一環で、週末を通して例年の10分の1程度となる、2万5000人の収容が予定されています。
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各観戦席の入場者数を制限し、観客は厳密な衛生基準を遵守する必要がありますが、それでも大勢のファンに見守られながらセッションを行う、という本来の状態に近い風景は、選手や関係者も大いに力づける要素になっています。

NTS RW Racing GPのハフィス・シャーリンも、〈第二の故郷〉といっていいカタルーニャでファンの後押しを受けながら、セッションごとに着実にラップタイムを短縮してゆきました。土曜午後の予選Q1を終えて6番手タイムを記録。Moto2全体の総合順位では、日曜の決勝レースに向けて7列目20番グリッドを獲得しました。バリー・バルタスも、フリープラクティスでは着実な積み上げを重ねましたが、予選Q1は12番手で、総合順位でのグリッドは9列目26番手から日曜の決勝レースを迎えます。

チームマネージャーのヤルノ・ヤンセンは、ここまでのセッションについて、以下のように振り返りました。「土曜の走行では、残念ながら金曜に狙っていたほどの前進を果たすまでには至りませんでした。ライバル陣営はいずれも強力ですが、数週間前に当地で実施したテストの内容を反映してチームとライダーは健闘を見せてくれました。ハフィスは予選でトップ20に入り、バリーも走行のたびにしっかりと成長し、全体での自分のポジションを着実に上げています。17歳という彼の年齢を考えれば、とてもがんばってくれていることは明らかです。両選手とも、明日の決勝レースでも引き続き高いファイティングスピリットを披露してくれることでしょう」

ハフィス・シャーリン(ゼッケン55)


(予選20番手:1分43秒934)
「今日のFP3では少し苦労をしてしまい、自分たちの実力に見合ったラップタイムを記録できなかったのが残念だ。午後の予選では前進を果たすことができて、予選グリッドもトップ20を獲得できた。明日の決勝では前戦から連続のチャンピオンシップポイントを獲得できるよう、全力を尽くして走りきるよ。すべてがきっちりと噛み合えば、レースで良い結果を出せそうな手応えを感じているんだ」
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バリー・バルタス(ゼッケン70)


(予選26番手:1分44秒409)
「今日は、今春にMoto2へステップアップしてからベストの走りをできたと思う。順位はまだめざましいものではないけれども、着実にしっかりと前進できているんだ。僕の成長を支えてくれているチームとNTSには本当に感謝をしている。今日の午後の予選では、わずか0.5秒差でQ2進出を逃してしまった。でも、決勝レースに向けて力強い手応えを感じているし、NTSが準備してくれたニューフェアリングも心強い武器になっている。明日の決勝レースでは、序盤でうまくオーバーテイクできれば、トップ20や、あるいはチャンピオンシップポイント圏内の15位だって狙えるかもしれない。明日の天候がどうなるか、今のところはまだわからないけど、それもレースを左右する要素になるだろうね」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)

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