序盤は6位付近で走行しながらポジションを上げていったミゲル・オリヴェイラだが、マルク・マルケスが雨の後にプッシュを始めた状況でレースの結果が決まったと語る。あの時点から集団から抜け出してマルクに追いつくのにタイヤを消耗してしまったと語り、ラスト3周で1.5秒の差がついた時点で追跡を断念したとのこと。[adchord]
今の状況に安住せず、作業を続けたい
ミゲル・オリヴェイラ
「今日は雨が降り出した事がレースの結果を決めましたね。マルクはあの瞬間からプッシュを始めたわけですが、自分はその時点では集団に埋もれていて、そこから抜け出すのに時間がかかりました。2位ポジションからマルクにプレッシャーをかけていきましたが、マルクに追いつく前にタイヤをかなり消耗してしまっていました。彼がレース全体をコントロールしていると感じていましたが、残り3周で彼がさらにプッシュし、1.5秒の差が出来た時点で、今日は2位をガレージに持ち帰ろうと作戦を変更することにしたんです。」
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「今年が開幕した時点では状況をどうやって改善するかイメージが沸かない状況でした。しかしKTMの4名のライダー、そしてテストチームのダニと協力して状況を改善していったんです。様々なインプットが集約することで前進出来ました。このカテゴリーは競争が激しいですから、こうした少しの改善の積み重ね違いを生み出します。過去は戦力を発揮しながら完走出来ないレースが多かったので、今回もまた完走が重要だと思っていました。ムジェロから良い形で来ていると思いますね。」
「今は良い形でレースが出来ていますが、これは今シーズン序盤に苦戦をしたからです。苦戦をすることで自分達の快適に感じるゾーンから出て、改善が必要な点に集中して作業してきました。そして今は結果が出ていますが、これにもまた安住せずに改善を重ねていくことが重要になるでしょう。」
(Photo courtesy of michelin)