中上 貴晶は最後にブラッド・ビンダーに抜かれて4位を逃す形となったが、厳しい週末の中でチームと共に改善を続けて5位で完走。最後はトラックリミット警告を恐れてプッシュ出来なかったようだ。ホンダはリアグリップに苦戦を続けている印象で、ミディアムリアでグリップを引き出す、ソフトリアを摩耗させずに最後までグリップを温存するなど、いずれかの方法で改善を模索したいところだ。MotoGP2021スティリアGP 5位中上 貴晶「トラックリミット警告があったのでプッシュ出来なかった」[adchord]

最後にアタック出来なかった

中上 貴晶

「全体的に5番手は悪くないです。最終ラップも良かったんですが、最終ラップのターン3でザルコを抜いて完走しようと思ったところビンダーに抜かれてしまったんです。最終コーナーで仕掛けようと思っていましたが、レース前半でトラックリミット警告を受けていたので、アタックが出来ませんでした。

「10番手スタートからの5番手は悪くありません。ですからチームの作業には感謝しています。チームと昨晩改善点を話し合い、そのおかげで今日は良いフィーリングでした。次回のレースも楽しみですね。」

(Photo courtesy of michelin)