以前インタビューで、レースよりも予選の方が好き、ポールポジションを狙うのは楽しみの1つと語っていたファビオ・クアルタラロ。今回もDucatiのホルヘ・マルティンにポールポジションを譲る形となった。序盤からDucatiを逃さずにレースが出来れば後半もわからないが、スリップストリームに入れない距離まで逃げられてしまった場合、巻き返しは厳しいだろう。[adchord]
フロントロースタートはいずれにしても嬉しい
ファビオ・クアルタラロ
「ポールポジションを獲得したかったので悔しいです。いつもはそんな事はないんですけど、今日は誰かに先導して引っ張ってもらいたいくらいでした。そんなことをせずともフロントローだということはわかっていましたけどね。最後はホルヘ・マルティンが素晴らしい走行でしたけど、自分のポテンシャルはわかっていましたから、フロントロースタートは嬉しいです。」
「先週末はフィーリングは良かったものの、レースではまた別のフィーリングを感じていました。ユーズドタイヤでも良いフィーリングを感じて走行することができましたが、今まで苦戦していた部分でもあるんです。ペースの面では優勝争いができると思いますが、トップスピードが大きな影響を持っています。明日は優勝できれば最高ですが、最高の結果を目指して全力で走りたいと思います。」
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「ヤマハがこのトラックでトップポジションを獲得するために必要な事は激しくプッシュをすることです。ヘレス、ル・マンなどのサーキットではパワーはそこまで重要ではありません。ここでは2速から5速の加速などが最も重要になりますが、そうした部分ではタイムを失ってしまうわけです。その代わりコーナーで限界までプッシュをすることでタイムを縮めているんです。こうしてオーストリアで2回目のレースでフロントローに入ることができることが嬉しいですね。これからのレースに期待が持てます。」
(Photo courtesy of michelin)