素晴らしい走りで2位表彰台を獲得したペトルッチ選手。最終ラップにリンス選手が妙な位置で走っておらず、ペトルッチ選手のスピードが落ちなければ優勝もあったかもしれません。最終ラップに最下位を走行していて、後ろから優勝争いをしているライダーが接近しているのですから、リンス選手もレコードラインを横切るような位置で走行していたのは大きな判断ミスと言われても仕方がないでしょう。

ダニロ・ペトルッチ

「難しいレースでした。最初は4位ポジションで、ザルコのペースが落ちてきた後にバレンティーノを追おうとして、その後雨が降ってきたのもあって、状況を理解するのが難しかったんです。どの程度路面が濡れているかどうかもわからず、単純にウインドスクリーンが濡れているのがわかっただけでした。最終セクターはバレンティーノよりも自分のほうが速かったので彼を抜いて最終ラップに備えていたんですが、ゴールま前のシケインでバレンティーノに抜かれてしまいました。」

最終ラップではリンスがいて、彼があそこで何をいていたのか全くわかりませんが、レースが終わってみると本当に頭にきます。バレンティーノに抜かれて、ほぼ同じタイミングでのゴールでした。まあ、こうしてドライコンディションの難しいレースで表彰台を獲得出来たことを喜ぶべきでしょう。今回は優勝が目前でした。良い事は来週またレースがあるということですね。レース中に大きなスクリーンを見ながら、マルクやドヴィがどこにいるのかを見ていました。次のレースはあと1週間後ですから、また集中していく必要があります。もう一度表彰台を目指したいと思います。」

(Photo courtesy of michelin)