これで2連勝を達成したフランチェスコ・バニャイア。イタリアのファンが25,000人見守る中での完全優勝で、終盤はリアソフトを履くペッコ、ミディアムをリアに履いたファビオとの一騎打ちを制しての優勝だ。序盤はソフトタイヤのメリットを活かして一気にリードを拡大。後半はタイヤをマネジメントしながら、前半に気づいた貯金を切り崩しながらのレースとなった。[adchord]
バイクへの自信がさらに深まった
フランチェスコ・バニャイア
「このトラックでファンの前で優勝するのは最高の気持ちです。リアミディアムなら最後まで保つことがわかっていましたが、ソフトはどうなるかわかりませんでした。初期グリップならソフトのほうが上なので、そのメリットを活かすべく序盤は狂ったように飛ばしたんです。Ducatiのバイクはどのトラックでも機能していると思います。これでDucatiは5勝していますし、この情報を元に来年さらに競争力がアップしていくでしょうね。」
「今回はスタートも最高の形でした。レッドライトが消えた瞬間にスタートすることができましたが、ジャンプスタートではない確信がありました。1周目の時点で後続との差が1秒に広がり完璧な形でペースを上げていくことができました。」
「リアソフトタイヤですから、摩耗は早く進んでいくことはわかっていましたから、序盤に飛ばせるだけ飛ばしたわけです。今回のレースでバイクについてさらに自信を深めることができましたね。」
「ファビオ・クアルタラロに対して5ポイントを縮めることができましたが、今まではポイントを失ってきたわけですが、これからはポイントを少しずつ縮めていくことに集中していきたいと思います。オースティンは難しいトラックですが、引き続き良い走行を続けていきたいですね。」
(Photo courtesy of michelin)