サンマリノGP予選でシャーリンは7列目スタート バルタスは10列目からのスタート

サンマリノGP土曜日の走行は、前日の金曜と一転して、光が降りそそぐ青空のもとで走行がスタートしました。午前11時10分(日本時間午後6時10分)から40分間の時間枠で行われたFP3は、気温30°C、路面33°Cという理想的なコンディションになりました。金曜のFP1とFP2はともにフルウェットの路面状況で行われたため、Moto2の選手たちにとっては、このFP3が今週末初めてのドライセッションになります。
NTS RW Racing GP サンマリノGP 公式練習3、公式予選レポート[adchord]
NTS RW Racing GPのハフィス・シャーリンとバリー・バルタスは、この貴重な時間枠を有効に活用するために精力的に走り込みました。40分の走行時間を通じて、両選手はチームとともに最適なセットアップを見いだす作業に注力し、シャーリンのベストタイムは1分38秒119。トップタイムからは1.107秒差で、23番手でした。

バルタスはドライコンディション下でのマシンの挙動を学び、ベストラインを探求する作業を継続しながら、30番手の1分38秒728を記録。両雄の午後の予選は、ともに早い時間に行われるQ1の組で走行することになりました。

午後3時10分(日本時間午後10時10分)に予選Q1がスタートすると、シャーリンはセッション開始直後から快走を披露。3番手につけて、高いポテンシャルを披露しました。Q1で上位4番手以内のタイムを記録したライダーは、次のQ2へ進出する資格を獲得します。
NTS RW Racing GP サンマリノGP 公式練習3、公式予選レポート
シャーリンのラップタイムはその後、他の選手たちに更新され、一時は5番手に順位を下げてしまいました。しかし、予選のタイムアタックは最後の3分で勝負が決まります。シャーリンは最後のタイムアタックでポジションアップを狙っていましたが、セッション時間が残り5分になった頃に、運悪く雨が降りはじめてしまいました。特に3~5コーナーの区間で雨脚が激しくなり、選手たちはピットへ戻ることを余儀なくされました。

結局、シャーリンは狙っていたようなタイム更新を果たせず、5番手でQ1が終了。1分38秒717がベストタイムとなり、0.309秒の僅差で惜しくもQ2進出を逃してしまいました。明日の決勝レースは、7列目16番グリッドからのスタートになります。

バルタスは、この予選Q1の15分間でコースとマシン、コンディションに対する習熟をさらに深め、1分39秒563をマークしてセッション16番手。総合順位は10列目30番グリッドを獲得しました。

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)