サンマリノGP決勝でシャーリンが18位 バルタスは惜しくも転倒リタイア

第14戦サンマリノGP決勝は、NTS RW Racing GPのハフィス・シャーリンとバリー・バルタスにとって我慢のレースになりました。シャーリンは終盤までチャンピオンシップポイント獲得圏内に迫る走りを続けたものの、惜しくも届かず18位でゴール。バルタスは、少しずつポジションを上げて行くさなかに転倒リタイアを喫してしまいました。

レースに先だち、午前9時10分(日本時間午後4時10分)から20分間の時間枠で行うウォームアップ走行は、決勝に向けた最後の確認とマシン調整を行う貴重なチャンスです。シャーリン、バルタスの両選手とチームスタッフは、この時間を有効に活用し、午後の決勝レースに向けた戦闘力の総仕上げを行いまNTS RW Racing GP サンマリノGP決勝レースレポート[adchord]した。このセッションではマシンやタイヤの見極めと確認作業に注力しながら、バルタスは24番手、シャーリンは25番手を記録しました。

午後12時20分(日本時間午後7時20分)に始まったレースで、シャーリンは7列目19番手のグリッドに着きました。スタートシグナルが消えると同時にロケットスタートを決め、コーナーごとにライバル選手たちをオーバーテイクする巧みなライディングで、1周目を終えてメインストレートへ戻ってきたときには14番手に浮上していました。

その後も、シャーリンはポイント獲得圏内で激しいバトルを続けながら周回を続けました。レース終盤になってタイヤが摩耗し、安定したらラップタイムの維持が難しくなってくると、限界を超えずに前後の選手たちと激しい戦いを続け、25周の戦いを終えたシャーリンは18位のチェッカーフラッグを受けました。
NTS RW Racing GP サンマリノGP決勝レースレポート
一方、バルタスは10列目30番手グリッドという厳しいポジションのスタートでしたが、少しずつ順位を上げていきました。スタート時から5名のライダーを抜き去り、その後も攻めの姿勢でレースを続けましたが、13周目の14コーナーで転倒。残念ながらリタイアとなってしまいました。

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)