高速ローラーコースターのアルガルヴェへ

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて調整された今シーズンのレースカレンダーも残すところあと2戦。ミシュランとMotoGPライダーたちは、今シーズン2度目のポルティマオに向かいます。
ミシュラン MotoGP2021 アルガルヴェGPプレビュー
ここで週末、第17戦アルガルヴェ・グランプリが開催されます。ポルトガルの南西部に位置するアルガルヴェ・インターナショナル・サーキットは、今年4月にシリーズ第3戦を開催していますが、この週末再びライダーたちを迎えます。

全長4.6キロのサーキットは、9つの右コーナーと6つの左コーナー、そして968mのストレートで構成されており、アップダウンが大きく、特にターン1への特徴的な下り勾配があり、このサーキットが「高速ローラーコースター」と言われる所以となっています。
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MICHELIN Power Slickは、前後とも通常の3種類のコンパウンドからなり、フロントタイヤはソフト、ミディアム、そしてハードコンパウンドで、すべて左右対称設計となっています。リアタイヤもソフト、ミディアム、そしてハードコンパウンドの3種類ですが、ミディアムが左右対称設計であるのに対し、ソフトとハードは、コーナー数が多い右側をよりハードとした左右非対称設計となっています。

11月のアルガルヴェの気温は4月とほぼ同じと予想されますが、一年のうちのこの時期、そして大西洋に近い位置にあることから、春に比べて降雨の可能性は高くなります。そのことを念頭にMICHELIN Power Rainが用意されます。フロントが左右対称設計のソフトとミディアム、リアがスリックタイヤと同様に右側をよりハードとした左右非対称設計のソフトとミディアムです。

ミシュランモータースポーツ2輪マネージャー ピエロ・タラマッソ

「信じられないような浮き沈みのあったミサノの心理的なローラーコースターの後に、私たちはアップダウンの大きなポルティマオで物理的なローラーコースターに戻ります」「このレースに準備したタイヤは、4月のレースの際のものとは少し異なります。左右非対称設計だったハードのフロントタイヤに関するライダーからのフィードバックを採り入れて、今回これを左右対称設計のタイヤに置き変え、コーナーへの進入時のフィードバックと安定性を向上させています」
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ライダー達は、11月5日金曜日に2回予定されているフリープラクティス(FP)セッションから走行を開始します。フリープラクティスは翌土曜日にも予定されており、FP3セッションが午前中に、そしてFP4が午後に行われ、2回の予選セッションへと続きます。決勝レースは日曜日に25周で争われ、現地時間13時00分、日本時間22時00分にシグナルがブラックアウトします。

(Source: michelin)

(Photo courtesy of michelin)