BMW Motorrad WorldSBKチームも2022年に備えたテストをヘレスで完了。テストにはBMW Motorrad WorldSBKチーム、Bonovo action BMWレーシングチームの2チームが参加。BMW Motorrad WorldSBKチームからは今季2回の表彰台を獲得したマイケル・ファン・デル・マーク、来年からBMWに移籍するスコット・レディングが参加している。
マイケル・ファン・デル・マークは来季に備えてBMW M 1000 RRでの作業を続行。今年まではDucatiを操縦していたスコット・レディングは、BMWのバイクとチームに慣れることを主眼にテストを行っている。なお、エストリルで先行して行われたテストからスコット・レディングが好むエルゴにミクスに合わせたパーツはヘレスの時点で使用可能な状況となっていたようだ。
「両ピットボックスにとって素晴らしいテストでした。スコットも色々な作業が必要ですが、彼にとって最も重要なのはマシンで快適に走行出来るセッティングを見つけることです。スコットは精力的に走行を重ねていましたし、彼の作業には満足しています。」
「マイケルはスコット同様に開発パーツの評価をしており、上手く消化してくれています。2人ライダーのフィードバックは似ていますから、バイクのセットアップという意味で2人が同じ方向を向いていると言えるでしょう。これはBMWとしては重要なことです。グループ内に新しいメンバーが増えており、全員がグループとして素晴らしい形で機能して働いています。クリスマスからの休暇を自信をもって迎えることが出来るでしょうし、年明けのテストにもしっかり準備をして挑めるでしょう。」
「今回のテストでは、いろいろと新しいことがありました。クリスマス前に新たに加わったバズとレディングを含む4人のライダー全員でテストを行うことが最も重要でしたね。今回のテストに向けては沢山の新しいアイテムを投入し、4人のライダー全員で評価することで、正しい方向性を導き出すことができたと思います。」
「2人のライダーが新たに加わったことで、彼らのフィードバックの仕方や、コミュニケーションのとり方に慣れることが先決ですが、この部分は非常にうまくいったと思います。新たな2名のフィードバックをマシンを熟知しているマイケルとラバティーのフィードバックと比較していったんです。テスト・プログラムはすべて終了し膨大な量のデータを集めましたから、これからは分析作業を行います。今回のテストは全体的にはとても満足出来ています。2022年シーズンに向けて集中して準備を進めていきたいと思います。」
「この時期にテストを行うことが良かったですね。新しい部品やアイテムが豊富に揃っており、それらを足すとすることが出来ました。どのパーツが改良につながるか、そうでないかを見極めるために新しいパーツを試すことが主なテストでした。」
「これからはアイディアを出して、新しいものを作っていかなければなりません。多くの貴重な情報を収集出来たので本当に良いテストでしたね。短い冬期休暇を楽しみにしています。」
（Source: BMW Motorrad）
（Photo courtesy of BMW Motorrad）
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