
開発途上のマシンで挑む2026年
プリマ・プラマック・ヤマハMotoGPが、タイ・ブリーラムのチャーン・インターナショナル・サーキットで2026年MotoGP世界選手権の開幕戦を迎える。プレシーズンテスト終了からわずか4日。同じ舞台でシーズン初戦に臨む。
投入からわずか6か月の新型マシンで戦う今季序盤は、学習と熟成が最大のテーマとなる。先週のブリーラムテストでは、トップとの差は新コースレコードから1秒以内。現実的かつ前向きなスタート地点を確保した。
ジャック・ミラーはブリーラムで2日間合計71周を走行。ロングランとベースセットアップの評価に集中し、プロジェクト進化に向けた重要なフィードバックを提供した。依然としてトップ勢との差を縮める必要はあるものの、土台は確かだと捉えている。実戦環境を通じてヤマハパッケージをさらに競争力あるものへと仕上げていく構えだ。
トプラック・ラズガットリオグルにとって2026年は完全な新章となる。新チーム、新マシン、そして多くの未知のサーキット。MotoGPへの適応を進めるシーズンだ。ブリーラムは2019年にWorldSBKで走行経験があり、完全な未知ではない。先週のテストでは59周を重ね、ロングランとセットアップの絞り込みに注力。段階的に自信を深めている。
チャーン・インターナショナル・サーキットはバンコクの北東約410kmに位置し、全長4.554km。左5、右7の12コーナーと1kmのロングストレートを備え、最高速とブレーキング安定性が問われる。高温と強いブレーキングゾーンが続くため、タイヤマネジメントと一貫性が鍵となる。
タイGPはGMT+7で開催。金曜10時45分にフリー走行、15時にプラクティス。土曜10時50分から予選、15時に13周のスプリント。日曜15時に26周の決勝が行われ、2026年最初の勝者が決まる。
ジーノ・ボルソイ
「まず、この新しいヤマハプロジェクトの一員であることを誇りに思います。数か月でマシンを作り上げることが容易でないことは理解していましたし、序盤は忍耐と努力が必要です。テストの順位だけを見ると分かりにくいかもしれませんが、トップとの差は外から見えるほど大きくありません。これは前向きなサインです。ここが出発点であれば、シーズンを通して差を縮めていけると確信しています。最初の数戦は学習とセットアップの洗練にとって非常に重要で、そこで前進できると期待しています。」
「確かに、特にエンジン面ではまだ不足があります。しかし差が管理可能な範囲にあるという事実は、シャシーがすでに高いレベルで機能していることを示しています。チームは非常に高いモチベーションを持ち、ヤマハを本来あるべき結果へと導く決意です。」
ジャック・ミラー
「ついにレースに戻れるのは素晴らしいことです。テストでは良いフィードバックを得られましたし、大きく改善すべき部分があることも理解しています。それこそが私たちの使命です。レースこそが最大の開発ツールです。実戦環境で走ることでマシン理解をさらに深め、プロジェクトを前進させていきます。」
トプラック・ラズガットリオグル
「プレッシャーは感じていますが、それ以上にとてもワクワクしています。まだ学ぶことは多く、最初の数戦は簡単ではないと分かっています。それでもこの挑戦を本当に楽しみにしていますし、準備はできています。不思議でありながら、とても素晴らしい感情の入り混じった状態です。自分がこれから初めてのMotoGPレースを迎えると考えると、本当に信じられない気持ちです。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。