GTワールドチャレンジ・ヨーロッパは年間10戦で争われ、スプリントカップとエンデュランスカップが組み合わされており、車両はGT3クラスの車両を使用する。
バレンティーノ・ロッシは12月にバレンシアで開催されたチームWRTのテストに参加しており、使用するのはゼッケン46。アウディスポーツのオフィシャルドライバーと共に耐久カップとスプリントカップの両方で総合優勝を目指すことになる。
なお、チームWRTはFanatec GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの歴史上最も成功しているチームで、このチームは2011年以来、チームタイトルとドライバーズタイトルを合わせて28回獲得しており、スプリントカップでは圧倒的な強さを誇っている。[adchord]
この後、ロッシはまず3月7日〜8日にポールリカールサーキットで行われる公式テストに参加し、チームWRTの一員として新たな挑戦を開始する予定だ。
以前からカーレースの大ファンだった
バレンティーノ・ロッシ
「ファナテックGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ powered by AWSにチームWRTから参加できることを嬉しく思っています。自分は以前からカーレースの大ファンで、MotoGPのキャリアが終了した後は、4輪レースで活躍したいと周囲にも語ってきた通りです。」
「自分自身高いレベルで、プロフェッショナルとしてのアプローチで、カーレースのプログラムに参加出来ると思います。チームWRTは、自分が探していた完璧な存在であり、ファナテックGTワールドチャレンジ ヨーロッパ powered by AWSでの新しい冒険を彼らと共に始められることを心待ちにしています。」
ヴァンサン・ヴォッセ(WRTチーム代表)
「バレンティーノ・ロッシがGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ で4輪の新たなキャリアをスタートさせ、それをチームWRTとアウディで開始することを大変嬉しく思っています。」
「私たちは皆、バレンティーノ・ロッシが偉大なチャンピオンでありスポーツ選手であることを知っていますが、彼は真のレーサーであり、プロ意識が高く、競争力のあるスポーツマンです。」
「彼が新しい挑戦でできる限りの成功を収めたいと願っているからこそ、私たちは彼と一緒に仕事をしたいと思ったんです。バレンシアで行ったテストは、技術的なフィードバックや仕事の進め方など、両者にとって非常にポジティブなものでした。」
「バレンティーノ・ロッシをWRTファミリーに温かく迎え入れ、両者にとって非常にエキサイティングな体験ができると確信しています。」[adchord]
トーマス・ジャッカーマイヤー(ファナテックEndor AG CEO)
「Fanatec GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ Powered by AWSの2022年シーズンに、伝説的なバレンティーノ・ロッシが加わり、WRTでドライブするのを見ることは、長く続くこのシリーズにとって画期的な瞬間となるはずです。」
「我々にとっても、バレンティーノのような素晴らしいレーサーが、これほど長くモータースポーツで成功を収めた後、GTレースでテスト走行をすることはエキサイティングなことです。」
「彼が興味を持ってくれるということはファナテックGTワールドチャレンジのレースの質の高さを証明するものですし、今シーズンが始まるのが今から待ち遠しいですし、彼がWRTと共にコースとEスポーツ選手権の両方で活躍するのを見てみたいですね。」
ステファン・ラテル(SRO モータースポーツグループ CEO)
「2022年のFanatec GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ Powered by AWSのグリッドにバレンティーノ・ロッシを迎えることができ、嬉しく思っています。20年以上にわたってモーターサイクルレースで輝かしいキャリアを積んできた彼が、GTマシンで新しい冒険をスタートする瞬間に立ち会えることは、本当にエキサイティングなことです。」
「バレンティーノのような偉大な選手を選手権に迎えることは、我々のチャンピオンシップとGTレース全体にとって大きな自信につながります。彼はパドックに新しいエネルギーをもたらしてくれるでしょうし、今シーズンの彼の走りを楽しみにしています。」
(Source: gt-world-challenge-europe)
(Photo courtesy of gt-world-challenge-europe)