ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield)は、アドベンチャーバイクの「Himalayan」で南極点を目指すプロジェクト「90° SOUTH – Quest for the Pole」を無事成功させた。南極は、睫毛や髭が瞬時に凍る気温-30〜25度・風速16mという過酷な環境。南極点まで無事走り切るため、2年にわたるアイスランドでの厳しいテストを経て、アドベンチャーバイクの「Himalayan」は、南極へ向かう2台の探検用モーターサイクルとして進化を遂げた。

南極走破プロジェクトのプロジェクトチームは昨年の12月16日に無事南極点に到達。チームが無事帰還した今、プロジェクトとその背景について製品開発責任者のパウロ・ブロベダーニがそのチャレンジについて語っている。ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield) 南極走破プロジェクト写真ギャラリー

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最も困難なアドベンチャーの1つだった

ロイヤルエンフィールド製品開発責任者 パウロ・ブロベダーニ

「ロイヤルエンフィールドのDNAとは、困難な場所にもモーターサイクルで行くことです。今回の南極でのアドベンチャーは、我々の経験の中でも最も困難なアドベンチャーの1つでした。トレーニングやテストを繰り返し、ドライバーとしての経験だけではなく、より良いパフォーマンスを発揮するためにモーターサイクルに何を搭載すべきかを学びました。」ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield) 南極走破プロジェクト写真ギャラリーロイヤルエンフィールド(Royal Enfield) 南極走破プロジェクト写真ギャラリー

「本プロジェクトでは、タイヤの空気圧を下げることでトラクションを確保できる、チューブレスのスタッドレスタイヤとともに、専用のホイールリムを使用しています。極端な高速走行は必要ないため、ギア比を短くするために変速比を変更しました。我々に必要なのは、より良いトラクションとトルクだったからです。」ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield) 南極走破プロジェクト写真ギャラリーロイヤルエンフィールド(Royal Enfield) 南極走破プロジェクト写真ギャラリー

「また雪が深いときのために、特別なフロントスキーも用意しました。スキーはホイールリムと一体化し、25mm刻みで最大50mm高く調整することができます。ロイヤルエンフィールドは、今まで誰も作っていなかったものにチャレンジしています。これはとても勇敢で、野心的なことだと言えるでしょう。」ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield) 南極走破プロジェクト写真ギャラリー ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield) 南極走破プロジェクト写真ギャラリー ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield) 南極走破プロジェクト写真ギャラリー ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield) 南極走破プロジェクト写真ギャラリー ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield) 南極走破プロジェクト写真ギャラリー ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield) 南極走破プロジェクト写真ギャラリー

(Source: Royal Enfield)

(Photo courtesy of Royal Enfield