9年ぶりに鈴鹿8耐へ参戦しているモリワキモチュールレーシングが、11日から13日にかけて行われた公開合同テストにおいてトップタイムを記録しました。各有力チームのベストタイムはこれからさらに速くなっていくと思われますが、9年ぶりに出場を決めたモリワキのこのタイムは、多くの有力チームを驚かせたでしょう。
モリワキモチュールレーシングは、3日間行われた鈴鹿の合同テストで最速タイムを記録。9年間の空白の後、ピレリを履いたホンダチームは鈴鹿8耐の優秀候補の1つだ。2’07.346を記録したのは清成龍一。このタイムによって、モリワキモチュールレーシングは名だたる有力チームを抑えてトップ順位を獲得。モリワキが鈴鹿8耐に最後に参戦したのは2008年。この時チームは6位を獲得。ライダーは山口辰也、カル・クラッチロー、ジェイソン・オハロランだった。なお、この10年間、モリワキはMoto2マシンの開発に集中していた。
今年モリワキはピレリを使用し、4度8耐で優勝経験のある清成龍一、高橋祐樹、ダン・リンフットというチームで挑む。3日間のテストで、彼らは他の優勝候補のホンダチームであるMusashi RT Harc-Pro(高橋巧、中上貴晶、ジャック・ミラー)、ヤマハファクトリーレーシングチーム(中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ヴァン・デル・マルク)、そしてもう1つのホンダのトップチームである F.C.C. TSR Honda (ステファン・ブラドル、ドミニク・エガーター、ランディ・ドプニエ)よりも速かった。カワサキチーム・グリーン、ヨシムラスズキMotulレーシングはすぐ後ろにつけているが、彼らが集中していたのはレースシミュレーションであって、最速タイムを追っていたわけではない。
FIM EWC 2016-2017のタイトル獲得候補とされているYARTヤマハオフィシャルEWCチームのベストタイムは2’08.861であり、これはGMT94ヤマハ(2’10.882)、スズキ・エンデュランス・レーシングチーム(2’11.811)よりも速いタイムとなる。鈴鹿8時間耐久レースの最初のテストセッションは7月27日木曜日から開催される。
鈴鹿8時間耐久 トップ25位
1- Moriwaki Motul Racing (Honda CBR1000 RR SP2/Pirelli) 2’07.346
2- Musashi RT Harc-Pro (Honda CBR1000 RR SP2/Bridgestone) 2’07.592
3- Yamaha Factory Racing Team (Yamaha YZF R1/Bridgestone) 2’07.603
4- F.C.C. TSR Honda (Honda CBR1000 RR SP2/Bridgestone) 2’07.700
5- Kawasaki Team Green (Kawasaki ZX-10RR/Bridgestone) 2’07.805
6- Yoshimura Suzuki Motul Racing (Suzuki GSX-R 1000/Bridgestone) 2’07.954
7- YART Yamaha Official EWC Team (Yamaha YZF R1/Bridgestone) 2’08.861
8- Honda Suzuka Racing Team (Honda CBR1000 RR SP2/Bridgestone) 2’08.886
9- Team Kagayama (Suzuki GSX-R 1000/Dunlop) 2’09.032
10- Honda Dream Racing (Honda CBR1000RR SP2/Bridgestone) 2’09.126
11- S-Pulse Dream Racing IAI (Suzuki GSX-R 1000/Bridgestone) 2’09.157
12- Team SuP Dream Honda (Honda CBR1000RR SP2/Bridgestone) 2’09.242
13- Honda Dream RT Sakurai Honda (Honda CBR1000RR SP2/Bridgestone) 2’09.521
14- MotoMap Supply FutureAccess (Suzuki GSX-R 1000/Bridgestone) 2’09.628
15- SatuHATI Honda Team Asia (Honda CBR1000RR SP2/Bridgestone) 2’09.721
16- Team JP DFR & RS-Itoh (Kawasaki ZX-10RR/Dunlop) 2’10.142
17- BMW Motorrad39 (BMW S1000RR/Bridgestone) 2’10.567
18- EVA RT Webike Trick Star (Kawasaki ZX-10R/Dunlop) 2’10.705
19- GMT94 Yamaha (Yamaha YZF R1/Dunlop) 2’10.882
20- au & Teluru-Kohara RT (Honda CBR1000RR SP2/Dunlop) 2’10.967
21- Mistresa with ATJ Racing (Honda CBR1000RR SP2/Bridgestone) 2’11.095
22- Titanium Power Hooters Racing (Yamaha YZF R1/Bridgestone) 2’11.291
23- ITO Racing GMD & Redgriffin (Yamaha YZF R1/Bridgestone) 2’11.318
24- Akeno Speed Yamaha (Yamaha YZF R1/Bridgestone) 2’11.750
25- Suzuki Endurance Racing Team (Suzuki GSX-R 1000/Dunlop) 2’11.811
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