来年からフランチェスコ・バニャイアのチームメイトとなるエネア・バスティアニーニは、今回のレースでDucatiに対して、それが正しい選択だったと証明する走りを見せた。最終ラップのアタックではあわやというシーンもあったため、これで後半戦にチームオーダーが出るきっかけになるかと言われているが、Ducati内外に、MotoGPクラスのトップレベルで戦える戦闘力があることを見せつけたレースとなった。
Ducatiの戦闘力が高いのは自分の将来にとっても重要なこと
エネア・バスティアニーニ
「スタート直後はバイクのフィーリングが妙だったんです。タイヤに熱を入れるのがスムーズに行かなかったんです。徐々にフィーリングが戻ってきたものの、序盤にペッコについていくことが出来ませんでした。」
「最終ラップはすべての力を出し切って優勝を狙っていきました。しかしペッコの走りは素晴らしかったですね。共に最後に最速ラップを記録出来たのは良かったですね。」[adchord]
「最後にブレーキングでペッコをオーバーテイクにいきましたが、危ういところで外側に逃げました。最終コーナーでアタックしましたが、ペッコのブレーキングは本当に深く、今日は優勝を奪うことが出来ませんでした。」
「Ducatiは本当に高い戦闘力がありますし、自分の将来にとっても重要なことです。火曜日からのテストでも新しい重要なパーツを試すことが出来ると思います。」
「火曜日からテストするパーツに関しては今年のパーツではなく、来年から使用するパーツのはずです。ジジ・ダッリーニャとも話していますが、どういったパーツを試すことになるかはわかりません。」
(Photo courtesy of Gresini Racing)