Gresini Racingは2023年のチーム体制とカラーリングを発表。ライダーはファビオ・ディ・ジャンアントニオが継続で参戦を続け、新たにホンダからアレックス・マルケスがチームに加入した。

アレックス・マルケスはMoto2のチャンピオンシップでもあるが、ホンダ加入後は苦戦を続けてきた。ルーキーでも成績を残しているDucatiのデスモセディチGPで、Moto2チャンピオンシップとしての本来の力を発揮することが期待される。

なお、ファビオ・ディ・ジャンアントニオはジョアン・ミルを支えたフランキー・カルチェディをクルーチーフに迎える。2月の公式テストから素晴らしい作業を期待したい。

車両は2022年型のデスモセディチGPとなる。最新式ではないが、昨年は圧倒的な性能差でライバルを苦しめたバイクであるため、2023年でもその性能が見劣りすることはないだろう。しかもシーズン序盤は23年型の開発で試行錯誤を続ける各メーカーのファクトリーチームよりも、安定して成績を残せる可能性は高い。(※昨年のセッティングや走行データが使えるため)

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ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

「2023年はレッドの面積が増えました。これは決意、情熱などを意味しています。引き続き成長していきたいと思いますね。今シーズンはレースごとに挑んでいきたいと思いますが、トップ10でレースを終えるのを常にしたいと思いますが、現実的にはトップ5を狙っていきます。チームも準備できていますし、自分も300%ハードにトレーニングをしているんです。」

アレックス・マルケス

「今日は本当に特別な日です。チームは本当に団結していて、素晴らしい環境です。このプレゼンテーションに参加していることは本当に特別で、チームの熱意、興奮を見ること、この発表会をこれほどに多くの方が見てくれることが嬉しいです。これから開幕戦のポルトガルに向けて100%の状態で挑めるように準備をしていきます。2023年のペースを図る上でも開幕戦ポルトガルは重要です。素晴らしい仕事をするためのツールと意思があります。簡単ではありませんが、正しいアプローチをして挑んでいきたいですね。」

ナディア・パドヴァーニ 

「新しい冒険にワクワクしています。2022年はあらゆる面で素晴らしい1年でした。しかし今年もまた成長し驚きを提供したいと考えています。我々は大きな野望をもった新しいチームです。ファビオ・ディ・ジャンアントニオは彼のポテンシャルを今年示すチャンスがあるでしょうし、アレックス・マルケスは再び輝きを取り戻したいと願っています。彼ら2人が成功出来るように後押しすることが我々の仕事になります。今日は多くの方が参加した素晴らしいプレゼンテーションになりました。スポンサーの皆様、そして素晴らしい仕事をしてくれているチームの皆に感謝したいと思います。」

(Photo courtesy of Gresini Racing)