今週末の開幕戦に向けたフィリップアイランドでのFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)テストが終了した。2日間の総合タイムでトップとなったのはアルヴァロ・バウティスタ、2位にアンドレア・ロカテリ、3位にマイケル・ルーベン・リナルディとなった。4位トプラック・ラズガットリオグル、5位ジョナサン・レイ、6位ドミニク・エガーター、7位エッテル、8位イケル・レクオナ、9位レミー・ガードナー、10位バッサーニとなった。
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2日間の総合結果

Ducati

アルヴァロ・バウティスタは2日目のFP1で2日間の最速タイムとなる1’30.272を記録。週末のレースに向けてセットアップ作業を進めた。今年はプレシーズンテストで常にスピードを発揮しているマイケル・ルーベン・リナルディは引き続き今回のテストでもスピードを発揮している。ターン10でこの日は軽い転倒があったものの、問題なく走行を続けている。ルーキーのダニーロ・ペトルッチは総合11番手でテストを終えている。

カワサキ

ジョナサン・レイは引き続きカワサキ最速ライダーとして走行。主にバイクの扱いやすさに集中して作業を行っていたようだ。フィリップアイランドではセクター3に弱点を抱えており、レースタイヤでの後半ライフの解決にも力を入れている。チームメイトのアレックス・ロウズは午前のセッションで12番手、この日を15番手で終えている。今年からカワサキのFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に加入したサイクスは総合19番手となった。

ヤマハ

ヤマハはアンドレア・ロカテリが好調だ。午前のセッションでは2位タイムを記録するなどスピードを発揮し、総合タイムでも2位となり、結果的にヤマハ最速の選手となった。トプラック・ラズガットリオグルはリアグリップの改善作業を続けており、午前中に5位、午後で10位となり、この日のテストでは6番手、総合タイムでは4位となった。ルーキーのドミニク・エガーターは午前に2位、この日を5番手で終え、総合でも6番手と好調だ。オーストラリア出身のレミー・ガードナーは2日目を2位付近で走行していたが、最終的に総合で9番手とした。

ホンダ

ホンダはテスト初日にトップ10に入ることが出来ず、2日目はビエルへがターン8で大クラッシュ。ライダーは無事だったがバイクが酷く損傷してしまった。ホンダは新しく投入したシャーシを機能させたい狙いがあるようだが、総合でイケル・レクオナがトップ10となる8位、ビエルへは17番手と苦戦が続いている。なお、MIEはテスト2日目になってもシャーリン、グラナドのペースは上がらず、MIEの2名だけ34秒台を記録。トップとの差は3秒近くなっている。

BMW

マイケル・ファン・デル・マークはセッションが終了する1時間前にようやくトップ10タイムを記録。総合では12番手タイムでテストを終えた。ギャレット・ガーロフは総合で13位、スコット・レディングは総合で14番手となり、BMWは新型になったM1000RRを機能させることに苦戦している様子だ。