ウェットでのレースとなったことで気落ちしていたというマルコ・ベッツェッキだったが、ウォームアップでフィーリングが良いことに気づき、良いレースが出来る予感があったと言う。中盤以降のレースで集中を保つことに苦戦しながら、嬉しいキャリア初のMotoGPクラス優勝を飾り、チャンピオンシップにおいても首位となった。
支えてくれた家族のためにも報われる結果だった
優勝 マルコ・ベッツェッキ
「この結果を得られるとは思っていませんでした。でも金曜にこのサーキットで走行を始めた時からバイクのフィーリングは良かったんです。土曜日時点で最高のフィーリングで、日曜日に雨とわかった時は厳しいレースになると思っていました。」
「ただウォームアップで走行した時にフィーリングがあまりにも良くて、これは良いレースが出来るかもしれないと思ったんです。スタート後はレースに集中して、すべてが思い通りにいったと思います。長い1日でしたが、ようやくこの結果を得ることが出来ました。」[adchord]
「序盤にプッシュしている時は集中力が高いもので、残り14周とわかった時はすぐに11周が過ぎたと感じました。しかし、そこからは長くて、なんとかレースを完走しようとしていました。多くのライダーがそうですが、家族は本当に大変だったと思います。ようやくこれで報われたと思います。父、母、姉妹も最初から自分を支えてくれました。」
「そして、人として、ライダーとして成長させてくれたバレに誰よりも感謝したいと思います。彼はこうやって世界選手権で戦うチャンス、成長するチャンス、MotoGPで戦う機会を与えてくれました。」
(Photo courtesy of VR46)