ドイツGPの決勝レースはジャック・ミラーが素晴らしいスタートをするも、すぐにDucatiの集団に飲みこまれる形となった。レースはホルヘ・マルティン、フランチェスコ・バニャイアがリード、その後ろにブラッド・ビンダー、

ホルヘ・マルティンは序盤に差を広げるもフランチェスコ・バニャイアが接近。ホルヘ・マルティンを抜いてトップに立つが、その後再びホルヘ・マルティンが抜いてトップに浮上。2人のバトルは終盤まで継続、残り2周でフランチェスコ・バニャイアがホルヘ・マルティンのリアタイヤに接触したことで後退、最終ラップで再び接近するが、残り僅かなところでホルヘ・マルティンが優勝した。

2位はフランチェスコ・バニャイア、3位ヨハン・ザルコ、4位マルコ・ベッツェッキ、5位ルカ・マリーニ、6位ジャック・ミラー、7位アレックス・マルケス、8位エネア・バスティアニーニ、9位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、10位ミゲル・オリヴェイラとなった。

ドイツGP 優勝ホルヘ・マルティン

「2年間ほど走ってきてやって2勝目が出来ました。ペッコもプッシュしてきたのでタフなレースでした。レース中盤からリアタイヤに問題が出てしまったんです。ペッコに抜かれても必ず抜き返そうと思っていました。最後の2周は思い切りプッシュしての走行でした。最後は自分のほうがリアタイヤに余裕があったのかもしれません。これからさらにポイントを重ねていきます。」

ドイツGP 2位フランチェスコ・バニャイア

「昨日から改善出来ましたし最終ラップも良かったと思います。残り2周で抜こうと思っていたんですが、接触があって最終ラップはあれが限界でしたね。最大の力で走りましたし、この結果には満足しています。アッセンを楽しみにしています。」

ドイツGP3位 ヨハン・ザルコ

「良いレースができましたし、ペースは良かったので表彰台を狙えると思っていました。優勝を狙っていてスタートは良かったものの、ブレーキングでマルコ・ベッツェッキに抜かれてタイムを失ったんです。そこからペースを回復してブラッド・ビンダーと共にリアをセーブしながらのレースでした。ブラッド・ビンダーが転倒したことで3位で一人旅をしていましたが、トップ2人には追いつけませんでした。ベッツェッキが接近していましたが、表彰台を守ることが出来ましたね。優勝にはまだ足りない部分がありますが、昨日同様のスピードを発揮出来て嬉しかったです。」