グランプリコミッションはオンラインでミーティングを開催、金曜日、土曜日のセッション内容に関する変更を決定。夏休み明け8月4日からのシルバーストーン戦から即時有効となる。金曜日は今まで2つの練習走行が行われ、その総合タイムで予選2への進出ライダーが決定されていた。

しかし、この方式だと本来のセッティング出しの意味合いの走行時間はあまり取れず、実質的に金曜日に予選2に進出するための予選が行われているも同様の状況であった。金曜日にドライが2本続けばまだしも、金曜のいずれかのセッションがレインコンディションとなると、まともに練習が出来る時間がないままに決勝を迎えることにもなり、土曜には新たなスプリントレースが控えていることから、金曜から日曜まで選手、チームの負担は非常に大きかった。[adchord]

新しい形式では金曜日にFP1が45分間で行われ、午後に60分間の練習走行(プラクティス)が行われる。そしてこの60分間の走行のみで予選2に進出出来る選手の振り分けが行われる。土曜日には30分間でFP2が行われるが、こちらのセッションもFP1同様に、予選2への進出のためのものではない。

結果的にFP1、FP2はしっかりと本来の意味での練習として使用出来るため、スプリント、決勝レースに向けた準備はしやすくなるはずだ。とは言え、FP2自体は30分と短いため、本来的にはもう少し練習走行の時間が土曜日にあっても良いはずだが、スプリントレースの都合上難しいのだろう。

いずれにしてもこの新しいスケジュールでの走行はこれからとなるため、まずはシルバーストーンで選手たちがどのように感じるかを語ってから評価されるべきと言える。

金曜日スケジュール

FP1 45分間
PR(プラクティス) 60分間(タイムによってQ2進出が振り分けられる)

土曜日スケジュール

FP2 30分間
Q1 15分間
Q2 15分間
スプリントレース

日曜日スケジュール

WUP 10分間
決勝レース

(Photo courtesy of michelin)