アレイシ・エスパルガロは12番手スタートから優勝を飾った。ちなみに12番手から優勝したのは、16年前、2007年のクリス・バーミューレン以来の快挙となる。(フランスGP)今日はバイクの調子が非常に良く、トラクションが最高だったということで、バイクの強み、調子の良さをしっかりと結果につなげることが出来たことになる。

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金曜からドライは良いフィーリングだった

アレイシ・エスパルガロ

「雨の予選で12番グリッドからのスタートになりましたけど、金曜日にドライコンディションで良い感触がありました。スタート前の走行時点で素晴らしいトラクションを感じており、今日は攻めるべきレースだと感じていました。しっかりと集中して走っていました。」

「ペッコに追いついた後は彼をオーバーテイクするつもりでしたが、そこから雨が降り始めたんです。ペッコは素晴らしい走りをしていたと思います。あのコンディションで先頭を走るのは本当に難しいですから。最終ラップでペッコを抜くことが出来ました。」

「アルゼンチンでは雨の中でバイクが機能せず悔しい思いをしました。チームと共に作業を重ねていったんです。ドライとウェットは異なるものの、ウェットでも競争力を上げる必要があるんです。」

「ウェットコンディションではバイクをより短くしているんですが、十分ではないものの改善はしています。昨日はマーべリックが3位、自分も5位でレースを終えています。これ自体が大きな改善を示しているでしょう。」

「本当はターン3でペッコを抜くつもりでした。その前にオーバーテイクに備えていたんですが、そこでハイサイドをして吹っ飛ぶところでした。そこで失ったタイムを再び稼ぐのは簡単ではありませんでした。ただトラクションが非常に良かったので、それ以外のところでも彼にアタックすることが出来たんです。高速コーナーでバイクが動き回っていましたけど、今日はプッシュすべき日、優勝すべき1日でしたからね。」

「優勝後のパフォーマンスはレーシングスーツのアプリリアを強調していたんです。アプリリアと共にチャンピオンシップ優勝することが夢ですし、7年近く共に頑張ってきたわけですから、本当に誇らしかったんです。世界で最高のバイクであると証明したいですね。」

「12番手からの優勝が16年ぶりというのは驚きでした。大きなトラックで、かつバイクの調子が良いとオーバーテイクは難しくありませんが、本当に嬉しいですね。」

(Photo courtesy of michelin)