木曜プレスカンファレンスからビニャーレス選手のコメントを抜粋でご紹介します。夏休みでリラックスして再びトップ争いが出来る状態にあると強調するビニャーレス選手ですが、本人も課題と語るとおり難しいコンディションでの結果の改善が求められます。

ニック・ハリス

「今シーズンはスタートの後は残念な結果になっていますが、それでもピッタリと後ろに付けています。」

マーべリック・ビニャーレス

とにかく後半戦にシーズンを再スタートすることが必要です。フィジカルコンディションは良い感触ですし、メンタルはいつも通り力強い状態です。1ヶ月間考える時間がありましたし、ヤマハも全ての情報を収集して良いバイクを作り、良いセットアップを作り、シーズン前半のように自分が良い感触を得ることが出来るように尽くしてくれています。これは非常に重要なことです。自分もリラックスして集中出来ていますし、こういう状態が自分を本当に強くさせてくれるんです。」

 

ニック・ハリス

「トップに返り咲くためには、あなた自身、そしてヤマハはどのようなことが必要なのでしょうか?」

マーべリック・ビニャーレス

コンディションがベストとは言えない時の走りを改善する必要があります。ミックスコンディション、レインコンディションなどに関して改善が必要でしょう。速く走るには足りない部分があります。かなりの作業が必要でしょう。」
 

ニック・ハリス

「ブルノはあなたが優勝経験のないサーキットですが、これは珍しいですね。」

マーべリック・ビニャーレス

「ブルノでは今まで速いタイムで走行が出来ているんです。昨年もドライで良いペースでしたし、ウェットでも良い感じでした。今週は良いフィーリングがありますし、良いフィーリングがある時は全てが上手くいきますから、どうなるか見てみましょう。」

 

Q

「ケビン・シュワンツが今のMotoGPは今までにない最高のレベルにあると話していましたが、それに対してどう思いますか?そして技術的にMotoGPを非常にエキサイティングにしているものは何だと思いますか?というのも7年前は5位のライダーはトップから40秒も離されていたわけですが。」

マーべリック・ビニャーレス

「ケビンに同意です。今年のチャンピオンシップはレベルが高いですし、多くのライダーがトップにいます。トップ4というだけではなくて、レースによってはトップ6、トップ7ということもあります。それだけのライダーが1周目から一緒に走っているわけで、そこから逃げ出すのは容易ではありません。エレクトロニクスの面で数年前はメーカー達は異なる方法で作業していましたが、今はその差が非常に小さく接近した状態になりました。ただ、これは非常に良いことでレースが面白くなっています。この決定によってこのスポーツにもショーにとっても良い状況になっています。」

(Photo courtesy of michelin)