優勝したフランチェスコ・バニャイアも語っている通りだが、ドライ路面のオーストリアではフロントタイヤの空気圧の上昇が大きな問題となるようだ。ブラッド・ビンダーはフランチェスコ・バニャイアの後ろで走る中で、接近するたびにフロント空気圧の上昇に苦戦したと語る。

シフトアップのスピンを改善したい

ブラッド・ビンダー

「今日は良い1日でした。午前中はトップを記録して、レースではもう少し良いバトルが出来ると思っていましたが、ペッコは素晴らしいペースでミスもありませんでしたね。明日はもう少し良い走りをしたいですが、レースは2倍の長さですし走り方は変わります。」

「ただ、今日は序盤3周はペッコの背後を走行する中で、フロントの空気圧がものすごい勢いで上昇していきました。追いつくとまた空気圧が上がり苦戦する状況でした。彼に追いつこうと走る中で、何度か危ない場面があったので、少し抑えて走行することにしました。」[adchord]

「改善が必要な点としては、シフトアップのタイミングでスピンが発生することですね。タイヤが新しいと問題ないんですが、タイヤが摩耗してくると問題が大きくなってくるんです。」

「ターン1の多重クラッシュの映像は見ましたが、ターン1はタイトでエイペックスに向かってバイクが重なりますから、非常に難しですね。明日はさらに良いスタートでペッコを苦しめたいですね。笑」

「KTMとの契約も更新していますが、2015年から共に歩んできてつらい時も素晴らしい時もありました。自分の調子が悪い時もKTMは寄り添ってくれましたし、逆に技術的に厳しい時もありました。しかしその中でKTMと共に道を見つけてきました。KTMは本当に居心地がいいですし、これからさらに素晴らしい結果を積み上げていきたいですね。」

(Photo courtesy of michelin)