ヤマハのクアルタラロとリンス、カタールMotoGP公式テスト初日に多数のラップを消化

モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスは、2日間にわたるカタールMotoGP公式テストの初日に、多数のラップを走行した。シーズン開幕戦をわずか2週間余りで迎えるロサイル・インターナショナル・サーキットでのテストのため、ライダー達は精力的にテストプログラムをこなしている。セッションが進むにつれてトラックコンディションは改善され、2人はそれぞれ10位と19位で初日を終えた。

クアルタラロはテストのToDoリストを消化することに集中し、合計58ラップを走行した。56ラップ目に記録した1分52.637秒の最速タイムで、カタールテスト初日のタイムシートで10位につけている。1位からの差は0.597秒だった。リンスは、ヤマハのM1をセパンとは別のトラックで試すことを楽しみにしていた。初日には51ラップを走行し、50ラップ目に記録した1分53.642秒のベストタイムで19位、トップから1.602秒差であった。

ファビオ・クアルタラロ

「セパンテストで行ったのと同じエリアに注力しています。バイクは速いですが、ワンラップのパフォーマンスにかなりの差があります。セパンテスト以来、大きな変更を加えましたが、その差を感じます。良い点も悪い点もあります。」

「今の働き方は本当に良いですね。だからこそ、正しい方向に進んでいると感じて非常にモチベーションが高まっています。しかし、まだ完全なポテンシャルを見つけるには時間が必要です。主な目標はグリップを改善することです。ペースは悪くないですが、スタート位置を改善する必要があります」

アレックス・リンス

「今日は良い1日でした。昨年ここを走っていなかったので、少し混乱しながらスタートしました。トラックの周りに新しい建物があったので、参照点が少し変わっていたんですよね。全体的に、多くの新しいものをテストしながらバイクに取り組みました。セパンでテストした項目を確認した新しい項目もあります。」

「バイクに多くの変更を加え、ボックスの中でも長い時間を過ごしました。明日は、開幕戦のセットアップにもっと取り組めることを願っています。」

(Photo courtesy of yamaha)