マルコ・ベッツェッキは、今年の苦戦を乗り越え、新しいバイクへの適応を進めている。特にブレーキングでの課題を抱えつつも、カタールテストでの新しいアプローチが成果を見せ始めている。昨年の経験から、ライディングスタイルの変更を模索し、チームメイトからの学びもあるだろうと語る。

新シーズンへの適応とチームメイトからの学び

マルコ・ベッツェッキ

「昨年は過去のことですので、重要なのは今年です。今年はプレシーズンで苦戦していますが、カタールテストでは徐々に新しいバイクの乗り方がわかってきました。まだライディングスタイルを変更して行く必要があるとは思っています。」

「今年のバイクは昨年と非常に似ているんです。ただ、プッシュを始めると苦戦をしてしまっていて、特にブレーキングで苦戦をしているんです。このバイクをストップさせる方法に自分を合わせていく必要がある状況です。ライディングにおいてはしっかりと自信を持てないと全力を発揮出来ない部分なのもあって苦戦が続いています。」

「マレーシアでは自分のライディングを変えずにバイクを近づけようとしてみたんですが機能しませんでした。ですからセパンの後に自宅で自分の側で何が出来るかを考えており、カタールテストではバイクに自分を近づけていく方法を取りました。これが機能し始めているんです。」

「ファビオ・ディ・ジャンアントニオは昨年末、そして今年のテストでもスピードを発揮しています。データは共有していますから、チームメイトから学習する良い機会だと思います。」

(Photo courtesy of michelin)