ヤマハの2人、相性の良いCOTAへ

モンスターエナジーヤマハMotoGPチームは、ポルトガルGP後の2週間の休息を経て、アメリカズGPに到着した。ポルトガルGP後の月曜日に予定されていたプライベートテストは大雨のため中止となり、ライダーやチームメンバーはオースティンで作業を開始する。

2025年から2026年までヤマハとの契約を更新したクアルタラロは、COTAへの強い動機と集中力を持って到着した形だ。クアルタラロにとって、テキサスのトラックは良い思い出があり、2015年Moto3クラスで2位を獲得、2021年には、オースティンでの2回目のMotoGPクラスのレースで2位、2023年も3位を獲得している。

アレックス・リンスは昨年アメリカズGPレースを制し、スプリントで2位を獲得している。Moto2クラスでは2016年と2015年に優勝と3位表彰台に上がり、相性は良いトラックだと言える。

ファビオ・クアルタラロ

「オースティンには課題を抱えて到着しました。ポルトガルでのテスト機会を失ったので、この週末は一層の努力が必要です。ヤマハとの契約更新を発表できて嬉しいです。これは自分とチームの両方にとってプラスになるでしょう。自分たちは意図を明確にしましたが、ヤマハを勝利へと導きたいと考えていますし、ヤマハもバイクの開発に熱心です。ですから、目標を達成するための作業に集中できる状況だと言えるでしょう。」

アレックス・リンス

「COTAに戻れてとても嬉しいです。このトラックは本当に気に入っており、昨年の勝利は特別なものでした。このGPが楽しみですし、お気に入りの一つです。しかし、過去を振り返ることに多くの時間を費やすのではなく、目の前の課題に集中したいと思います。ポルトガルでのプライベートテストが中止になったのは本当に残念でした。天候に恵まれず、計画を調整しなければならなくなりました。この週末はバイクの設定作業に取り組む予定です。」

(Photo courtesy of michelin)