最終ラップにDucatiライダーとバトル出来る状況ではない
マルク・マルケスは、自身が得意とするトラックであることを認めつつ、過去にDucatiとのラストラップで3度勝利を逃した経験に言及し、今回はそのDucatiをライディングしているが、他のトップライダー達も同じマシンを操り、自分よりもスピードがあると冷静に分析している。彼はギャップを縮めるためにプッシュし続ける意志を示す一方で、最終ラップでのバトルが難しい現状を認識しており、コンスタントさの改善が必要だと語った。
マルク・マルケス
「ここは得意なトラックですが、過去にDucati相手にラストラップで勝利を3回逃しています。このトラックでベストバイクと言えるDucatiをライディングしているわけですが、他のトップライダー達もDucatiを操縦しており、自分よりもスピードがある状況です。プッシュしつつギャップを詰めていければと思います。」
「正直最終ラップでDucatiのトップライダー達とバトル出来る状況ではないと思います。彼らのほうが明らかに強い状況ですから。ベースを改善していきたいと思っていますが、バトルが出来るとしたらコンスタントさを改善していく必要があるでしょうね。」
「自分にとってDucatiファクトリーに移籍するのは新たな挑戦です。今まではレプソルホンダで、常にガレージの中でベストライダーであろうとしてきました。これはホルヘ・ロレンソ、ジョアン・ミルがやってきても同じでした。」
「今回はDucatiの中ではフランチェスコ・バニャイアがトップライダーで、多くの経験がある状況です。これからはペッコがどのようにバイクを乗っているかをより詳細に学習することが出来るでしょう。そういった意味ではペッコとガレージ内で協力しつつ、ガレージ内のレベルを高めていきたいと思っています。」
「今シーズン初めて熱に強いタイヤが採用されるわけですが、FP1、FP2でどのように使えるかを試しつつ、Ducatiで走るのは初めてですからそういった観点もあります。このトラックはタイヤ消費が大きいですから、そうした面でも見ていきたいですね。」
「シーズン序盤は転倒が多かったと思いますが、自分のミスはそこまで多くありませんでした。その後の転倒ではいろいろな気づきがありましたが、これからは正しい方向でリスクを冒していくことが出来ます。ポジティブなことはメインレースでは転倒が少ないことです。正直転倒の多さについてはあまり気にしていません。」