Ducati MotoGPで通算100勝目を目指す

MotoGP世界選手権は2024年シーズン第14戦として、再びミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリに戻ってくる。2週間前に開催されたサンマリノGPに続き、今週末はエミリア・ロマーニャGPが行われる。このレースは年内最後のトリプルヘッダーの幕開けとなり、次の2週間にはインドネシアGPと日本GPが予定されている。

フランチェスコ・バニャイアは、前回のミサノ戦で2位となり、今週末はデスモセディチGPで100回目のMotoGP参戦となるホームコースで再び表彰台の頂点を目指す。現在、ドゥカティ・レノボ・チームのバニャイアはチャンピオンシップで2位につけ、首位のホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)に7ポイント差まで迫っている。エネア・バスティアニーニもミサノに戻り、前回のレースでチームメイトの後ろにつけ3位に入った勢いを維持してトップ争いを目指す。

今週末のホームイベントは、ドゥカティにとって歴史的な瞬間となる可能性がある。日曜日にはボルゴ・パニガーレを拠点とするメーカーがMotoGPで通算100勝目を達成し、5年連続となるコンストラクターズタイトルとプレミアクラスでの6度目のタイトルを獲得する最初のチャンスとなる。ドゥカティファンは、カーブ・デル・カーロのドゥカティグランドスタンドからエミリア・ロマーニャGPの興奮を間近で体感できる。

フランチェスコ・バニャイア

「今年2回目のミサノでのレースです。でも2週間前と比べて条件がかなり変わります。気温は低くなり、テストデーも経ての参戦となります。身体のコンディションもミサノの時より良くなっているので、前回よりアドバンテージがある状態でスタートできます。エミリア・ロマーニャGPはトリプルヘッダーの最初のレースでもあり、これからシーズンが加速していく中、チャンピオンシップ終盤に向けてこの段階で良いパフォーマンスを発揮することがより重要です。」

エネア・バスティアニーニ

「ホームコースでレースをするのはいつも特別ですし、今年は幸運にも2回目の機会があります。2週間前のGPと比べて今週末は気温が低くなるので、トラックコンディションも少し違ってくるでしょう。レース後のテストでは、リアのミディアムタイヤでも速く走れる解決策を見つけました。これによりミサノ1で勝負に絡めなかった部分をカバーできました。今週末がどうなるか見てみましょうが、全体的にポジティブな気持ちでいます。」