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MotoGP2025開幕戦タイGP マルク・マルケス「再びタイトル争いに挑みたい」

最高のバイクとチームで再びタイトル争いに挑む

マルク・マルケスは、久々に開幕戦への情熱を感じていると語った。今年は自身にふさわしい競争力のあるバイクと強力なチームを得たとし、チャンピオンシップ争いへの意欲を見せた。テストではペッコ・バニャイアと共にバイクのバランスを整え、最高のパッケージを作り上げたと評価。とはいえ、テストとレースは別物であり、週末の展開を慎重に見極める姿勢を示した。

新たな環境については、これまでホンダでチームの中心的な立場にあったが、今年はバニャイアの方がガレージ内での経験が豊富であることを認め、その姿勢から学びたいとコメント。ライバルにはDucati勢に加え、アコスタやベッツェッキを挙げ、シーズンを通しての安定性が鍵になると分析した。

また、ホルヘ・マルティンの負傷については「チャンピオンとしての自信やモチベーションが時に限界を見えなくする」と指摘。自身の経験から「体を大事にし、焦らず回復すべき」と助言したことを明かし、「彼には素晴らしい未来がある。しっかりとした状態で戻ってきてほしい」とエールを送った。

マルク・マルケス

「開幕戦はやはり特別です。過去数年間は開幕戦で燃えるような情熱を感じることが出来ませんでしたが、今年は違います。今年は自分にとって相応しい競争力を持ったバイクと、強力なチームです。再びチャンピオンシップ争いが出来るならば、挑んでいきたいですね。」

「カタルーニャでバイクを試してからフィーリングはどんどん良くなっています。タイは自分にとってはベストではないにしろ好きなトラックです。マレーシアでも良いフィーリングを得ることが出来ていましたしね。しかしテストはあくまでもテストでしかありません。ペッコと自分とで良い作業をして、バイクのバランスをしっかりと作ることが出来たと感じています。チャンピオンシップを争う上で最高のパッケージですね。」

「あくまでもテストでスピードがあったこととレースは別物です。経験からもレースウィークに多くの状況が変わることがあります。まずは強力なライバルとなるとチームメイトのペッコでしょう。彼は過去4年間でチャンピオンシップ優勝と2位を繰り返しています。」

「今年は自分にとってもガレージ内で新しい立場です。今まではレプソル・ホンダ内で常に経験が最もあるライダーで、自分のポジションを守る立場でした。常に新しいライダー、ホルヘ・ロレンソ、ジョアン・ミル、ポル・エスパルガロなどがやってくる状況でした。今年はペッコのほうがガレージ内で経験があるライダーですから、彼の経験から学んでいきたいと思っています。彼のガレージ内での作業から学び、レーストラックでスピードを発揮したいですね。」

「ペッコが言うようにすべてのDucatiライダーに優勝の可能性があります。もちろんファクトリーチームはより細部にわたって作業をしていますし、すでにより良い作業をしていると思います。ただアコスタは速いでしょうし、もしホルヘ・マルティンがいれば彼もまた優勝の可能性があったでしょう。マルコ・ベッツェッキも速いですが、チャンピオンシップを考えるとコンスタントであるかどうかは重要です。」

「多くの表彰台をペッコとシェアしたいですね。Ducatiの目標はチャンピオンシップ優勝ですから、自分は93番でチャンピオンシップを、ペッコは63番でチャンピオンシップを優勝したいと願っています。いずれにしてもMotoGPは皆ライバルが強力ですからね。多くの戦いがあるでしょうし、コンディションも様々です。チャンピオンシップは長いですからすべてのレースが重要になるでしょう。」

「マルティンの転倒はこのスポーツの一部ではあります。それにチャンピオンとして前年を終えていると、その自信やモチベーションは通常よりも高いものです。時に限界が見えないこともあります。自分は過去の経験から”体の言う事を良く聞いて、体を大事にしたほうがいい”と伝えています。」

「自分は過去に自分の体を大事にせずに、結果的に大きなコストを支払いました。”5戦、6戦を欠場することは大したことじゃない”とも伝えています。彼は若いですし素晴らしい才能があり、素晴らしいキャリアが待ち受けています。ですから、しっかりとした状態で復帰して欲しいですし、その状態でゼッケン1をトラックで守りきって欲しいと思います。」

(Photo courtesy of michelin)

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