アルゼンチンGPでの好スタートに意欲
マルク・マルケスは今週末のアルゼンチンGPに向け、冷静ながらも意欲的な姿勢を示した。タイでの2勝を経て、スペインでは多くの祝福を受けたものの、過度な期待に流されず落ち着いて挑みたいと語った。アルゼンチンは得意とするトラックであるが、FP1から良い流れを掴み、週末をスムーズに進めたいと意気込みを見せた。

マルク・マルケス
「今週末どうなるかはわかりませんが、できる限り最高のスタートを切りたいですね。タイでは最高の形でした。2勝することも出来ましたしね。スペインでは多くの人がこうしたことを話してくれましたが落ち着いて挑みたいと思っています。アルゼンチンはいつも良い走りが出来ているトラックですが、ミスもしています。FP1を良いスタートにして週末を良い形で進めていきたいですね。」
「このトラックの特徴はレース週末の中でグリップがどんどん向上していくことです。セットアップやライディングスタイルの見直しを常にする必要があり、限界を見極めることになります。Ducatiのバイクのバランスは最高です。スリッピーなコンディションでもグリップが高くても素晴らしい走りが出来ます。自分はグリップが低い状況のほうが力を発揮しやすいですし、快適に走行出来るんですよね。」
「自分の名前がランキングトップにあるのは嬉しいですが、リラックスしています。バイクだけでなくチームが非常に重要ですが、コミュニケーションも素晴らしいですね。とは言えまだ21戦続いていきますからしっかりと挑みたいですね。」
「自分はブリヂストンからミシュランへの変化を経験したライダーですが、正直タイヤブランドの変更は嫌です。もちろんピレリ(Pirelli)が嫌ということではなくですね。タイヤが変更となると、メーカーにとっても開発の方向性での適応、そしてライダーも同様の作業が必要です。」
「ブリヂストンからミシュランに変更になった際も、理由がわからない転倒が多発しました。ですからライダーの個人的な思いとしてタイヤブランドの変更は嫌だなという感覚です。しかし選手権の決定なので仕方ありません。ただ、ミシュランは本当に素晴らしいタイヤを開発してくれ、現在のレベルは本当に素晴らしいと思います。」
(Photo courtesy of michelin)