進化するKTMと予選課題への挑戦

ペドロ・アコスタは、今週末のイギリスGPに向けて雨の可能性を踏まえた難しいコンディションを予想しつつも、昨年の良い走りを再現すべく意欲を見せた。シーズン序盤からのパフォーマンス向上を実感しながらも、Ducatiとの依然として大きな差、特に予選での安定性と序盤の強さに課題があると認め、今後の改善に向けて冷静な分析を示した。

ペドロ・アコスタ

「今週末のシルバーストーンは雨の予報ですからトリッキーな週末になるでしょう。昨年は良いレースが出来ました。カタールから徐々にトップに接近出来ていると思います。まだ道のりは遠いですが、少しずつ接近はしていると感じています。何よりも予選で安定してトップ5を獲得することが必要です。KTMは全般的に今年のシーズンスタートは低調でしたが、徐々に良くなっていると感じています。」

「Ducatiとの差はシーズン序盤は大きかったですが、少しずつ差は縮まっています。とは言え、多くの点で改善が必要であることは間違いありません。特にDucatiはブレーキングが強力です。レース終盤になってタイヤが摩耗してくるとある程度は性能が接近してきますが、レース序盤に特に差をつけられています。自分の場合は予選で苦戦もしていますので、未だに差は大きいと感じますね。」

(Photo courtesy of KTM)