
2026年のFIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)に向け、ROKiT BMW Motorrad WorldSBKチームが新たな一歩を踏み出した。ミゲル・オリヴェイラとダニロ・ペトルッチの新加入ライダー2名を迎えたチームは、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラでシーズン初のテストに臨んだ。
今回のテストは2日間にわたり実施されたが、悪天候により走行時間は制限されることとなった。それでも、ライダーとチームにとっては価値ある時間となり、マシンへの理解を深める機会となった。2026年シーズン開幕戦の舞台であるオーストラリア・フィリップアイランド(2月20〜22日)に向け、準備は来週のポルティマオ(ポルトガル)テストへと続く。
ペトルッチは#9のBMW M 1000 RRで、オリヴェイラは#88のマシンで2026年シーズンを戦う。2人はすでに昨年11月に同サーキットでマシンとの初対面を済ませていたが、今回から本格的なセットアップ作業がスタートした。
ショーン・ミューア(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK チーム代表)
「天候の影響で予定していたすべてのプログラムを消化できたわけではありませんが、それでも非常に重要な初テストになりました。ミゲルとダニロのチームへの統合が進み、BMW M 1000 RRへの理解も深まりました。両ライダーとも非常にプロフェッショナルに対応し、状況に素早く適応してくれました。特にウェットコンディションでの自信ある走りには励まされましたし、チームも限られた走行機会を最大限に活かしてくれました。次はポルティマオに集中し、シーズン開幕へ向けて前進を続けます」
スヴェン・ブルッシュ(BMWモトラッド・モータースポーツ責任者)
「困難な天候の中ではありましたが、2026年のスタートをヘレスで切ることができました。昨年のタイトル防衛から気持ちを切り替え、全力でシーズン開幕へ向けた準備を進めています。ミゲルとダニロのチーム加入も順調に進んでおり、2回のプレシーズンテストを通じてベストな形で開幕を迎えられるよう取り組んでいます。フィリップアイランドはすでに1か月後。強力なスタートを切れるよう全力を尽くします」
クリスチャン・ゴンショー(BMWモトラッド・モータースポーツ テクニカルディレクター)
「予想外の雨により予定通りとはいきませんでしたが、それでも非常に生産的なテストになりました。ミゲルもダニロもBMW M 1000 RRへの順応が早く、ウェットコンディションでも非常に高いパフォーマンスを発揮しました。ライダーたちがマシンとチーム両方に対して自信を持てたことが最も重要です。電子制御を含めた信頼感があり、初日は段階的に改善しながらタイムシートでも上位に食い込むことができました。今日は急速に回復した路面のおかげで、昨日のウェットに続きドライでも3時間の有意義な走行ができました。ポルティマオでのテストに向けて理想的な状況です。使用されたタイヤは様々だったためタイムは参考程度ですが、レースタイヤでのフィーリングも徐々に向上しており、新パーツの機能性も申し分ありません。チームの新メンバーもすでにファミリーの一員として溶け込んでおり、シーズン開幕が楽しみです。テストチームとミッキーに心から感謝します」
ダニロ・ペトルッチ

「2日間ともあまり多くの周回はできませんでしたが、それでもとても充実した時間でした。特にウェットコンディションでは、このマシンは今まで乗った中でも最高クラスのフィーリングでした。もちろん、これまで乗ってきたバイクとはかなり違うので慣れるには時間がかかりますが、ポテンシャルは非常に高いです。ただ、そのポテンシャルを引き出すには、しっかりとマシンを理解しなければなりません。初日はとても満足でしたが、2日目は路面の状態が良くなく、多くのライダーがウェットパッチで転倒していました。それでも11月のテストとは大きく異なるコンディションだったため、良い比較ができましたし、私とマシンが求めるものが見えてきました。来週のポルティマオではもっと良いコンディションでさらに経験を積めることを期待しています」
ミゲル・オリヴェイラ

「ウインターブレイク明けの初テストということで、マシンとチームの理解を深める重要な2日間でした。いくつかの課題も解決できましたし、お互いをより理解するための良いステップになったと思います。この調子で前進していきたいです。もっと走行時間が必要なことは分かっていますが、期待も高まっています。とはいえ、焦らず、限られた時間の中でベストな成果を出せるよう取り組んでいきたいです」





中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。







