ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)が、MOTUL FIMスーパーバイク世界選手権オーストラリアラウンド初日を支配した。フィリップアイランド・グランプリ・サーキットで行われたFP1、FP2ともにトップタイムを記録。総合でも2番手アレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki Racing Team)、3番手サム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)に0.5秒差をつけ、他を圧倒した。

ブレガ首位、バルダッサーリも存在感
ブレガはFP1同様、FP2でもロングランからセッションを開始。安定したラップを刻み、1分29秒131を記録してトップに立った。セッション後半には1分29秒101まで更新し、両セッション制覇を達成した。初日の最速タイムはFP1で記録した1分28秒858。総合首位の座を決定づけた。
FP2では新たなチームメイト、イケル・レクオナが背後につきながら走行。#7はドゥカティ・パニガーレV4Rへの適応を進め、総合8番手でフィニッシュ。ブレガからは0.5秒差だった。サム・ロウズは残り約20分の時点で第1セクターで転倒し、FP2は波乱の展開となった。それでもFP1で1分29秒382を記録しており、総合2番手を確保している。アルヴァロ・バウティスタ(Barni Spark Racing Team)は終盤にアタックを成功させ、1分29秒482を記録。総合5番手に浮上した。6番手ロレンツォ・バルダッサーリ(Team GoEleven)との差はわずか0.002秒。復帰戦でバルダッサーリが強い輝きを放っている。
タラン・マッケンジー(MGM Racing Performance)は13番手で、ルーキーのアルベルト・スッラ(Motocorsa Racing)が14番手。スッラはターン4のミラー・ヘアピンで転倒したライダーの一人だった。アレックス・ロウズはFP2で1分29秒354をマークし、FP1からのタイム更新に成功した最初のライダーとなった。この時点で暫定トップに立ったが、ブレガに上回られFP2は2番手、総合でも2番手となった。終盤にはターン4でロウサイド転倒を喫したが、再走に成功している。チームメイトのアクセル・バッサーニも好調を維持。FP2で1分29秒468を記録し、アレックス・ロウズから0.1秒差。総合4番手でビモータの速さを裏付けた。
ギャレット・ガーロフ(Kawasaki WorldSBK Team)はオーストラリアで好調を維持。FP1で1分29秒692、FP2で1分29秒699を記録し、総合9番手。#31は一日を通して安定したペースを披露した。ミゲール・オリベイラ(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)が金曜のBMW最上位となる10番手。FP1で1分29秒746を記録した。ダニーロ・ペトルッチは1分29秒834で12番手。両者ともM1000RRへの適応を進めている。
厳しい開幕を迎えたヤマハ勢では、シャビ・ヴィエルへ(Pata Maxus Yamaha)が1分29秒806を記録し、総合11番手で最上位となった。トップ10入りにはわずかに届かなかった。チームメイトのアンドレア・ロカテッリは、公式テストから続く路面のバンプに苦しみ、1分30秒060で15番手。ステファノ・マンツィ(GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team)はレミー・ガードナーを上回り18番手。ガードナーは昨年末のトレーニングで負った腕の骨折と肩の脱臼からの回復途上で、母国ラウンドに臨んでいる。
バハッティン・ソフォーグル(Motoxracing WorldSBK Team)はFP2でターン4で転倒しながらも20番手。1分30秒786を記録し、チームメイトのマッティア・ラートを上回った。ホンダ勢は難しいスタートとなった。Honda HRCの新加入ジェイク・ディクソンとソムキアット・チャントラは、それぞれの負傷により欠場。グリッドにはワイルドカード参戦のライアン・ビッカーズと長島哲太(ともにHonda HRC)の2台が並び、16番手と17番手で初日を終えた。
金曜総合トップ6
1位 ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)1分28秒858
2位 アレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki Racing Team)+0.496秒
3位 サム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)+0.524秒
4位 アクセル・バッサーニ(bimota by Kawasaki Racing Team)+0.610秒
5位 アルヴァロ・バウティスタ(Barni Spark Racing Team)+0.624秒
6位 ロレンツォ・バルダッサーリ(Team GoEleven)+0.626秒
土曜日はティソ・スーパーポールと2026年シーズン初戦レース1が控える。現地時間10時(UTC+11)から激戦が始まる。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。