終始危なげない走りで独走のまま優勝を果たしたマルケス。ソフトリアタイヤを履くファビオ・クアルタラロも追いすがってきたが、ミディアムタイヤでレースをコントロールしたマルケスが一枚上手だった印象だ。
マルク・マルケス
「グリッドでレインタイヤを履いていたのは何が起こるかわからないからです。グリッドにつくと多くのライダーがリアにソフトを履いていましたけど、自分はミディアムを信頼していました。レース自体はチームと予想していたとおりで、46秒台前半で進みましたね。」
「ただ自分が45秒台後半で走行出来てしまったのが問題で、46秒台前半にペースを抑えようとしていました。今回は燃料もギリギリでしたから。2秒程度のリードが出来た時点で、あとはこの差を維持しようとしたんです。あと2周というところで燃料警告灯がついてしまったんですが、通常あと3周保つかどうかという警告なのでしっかりとコントロールして走行しました。ただ最後にペースをコントロールしながらでも優勝することが出来ました。」
「今日は誰かの後を追って最後にアタックするか、序盤からプッシュするかの戦略でいました。ウォームアップの段階で非常に良いフィーリングだったので序盤からプッシュすることにしたんです。ですからファビオに抜かれて後、すぐに彼を抜き返したんですよ。」
「彼はソフトタイヤを履いていたので素晴らしいペースだったんですが、リードを広げることが出来た後はその差をコントロールして走行しました。彼が追いついてきた時もあったんですが、その時46秒台前半かもう少しペースを上げて差を維持して走行しました。金曜は他のライダーから離されていたにも関わらず、チームの素晴らしい働きで前進することが出来ましたね。」
「これからの3戦でも目標はいつも同じで、日曜に優勝を狙っていきます。そしてその週末の中でライバルによって自分のレベルがわかります。これからも表彰台獲得をしていきたいと思います。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)