スーパーバイク世界選手権の11ラウンドを終えたTeam HRCは、今週末スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで開催される2024年シーズン最終戦に向けて準備を整えている。ファクトリーライダーのイケル・レクオナとシャビ・ヴィエルヘは、数日前にエストリル・サーキットで行われたポルトガルラウンドに参戦。レクオナにとっては特に好調な週末で、レース1で3位に入り、今シーズン初の表彰台を獲得した。一方のヴィエルヘは、現在グリッド上で最も長い16レース連続ポイント獲得、そして14レース連続トップ10フィニッシュという記録を持っている。

ヘレス・サーキットでは昨年のWorldSBKラウンドで、レクオナとヴィエルヘはレース1でそれぞれ9位と10位が最高成績だったが、チームはその後大きな成長を遂げ、今シーズン後半にはレクオナがポルトガルで表彰台に立つなど、ポジティブな結果を積み重ねてきた。2人のスペイン人ライダーは、自国であるヘレスでこの勢いを維持し、シーズンを好成績で締めくくることに自信を持っている。

シャビ・ヴィエルヘ

「ヘレスでは、どこに焦点を当て、バイクのセットアップをどの部分で改善すべきかについて、明確な考えがあります。この週末が本当に楽しみです。このトラックは本当に大好きですが、多くのライダーも同じ気持ちで、多くのラップをこなしてきています。速くて競争力のあるライダーがたくさんいるので、金曜日からしっかりとした準備をしていく必要があります。目標は常にトップ争いに食い込み、安定した週末を送り、良い結果とポジティブな勢いでシーズンを締めくくり、2025年につなげたいと思います。」

イケル・レクオナ

「ポルトガルでは表彰台に上がり、スプリントレースでも良い結果を出し、さらにもう一度表彰台を狙えるレースがありましたが、結果は思ったようにはなりませんでした。さて、シーズン最終戦のヘレスに向けてこの勢いを維持したいですが、どうなるかは見てみないとわかりません。このトラックは好きですが、過去にはここで苦戦したことがあります。しかし、今年はモストやマニクールのように通常は苦戦するトラックでも強さを発揮しているので、どうなるか楽しみです。チームの雰囲気は良く、全員が良い結果を出そうとする意欲に満ちています。」

(Photo courtesy of HRC)