
小椋藍が最速、アプリリア勢がトップ3独占 ヘレス公式テストで存在感
2026年4月27日、スペインGP翌日に同地ヘレス・サーキット=アンヘル・ニエトでMotoGP公式テストが実施され、アプリリア勢が圧倒的な速さを見せた。トラックハウスMotoGPチームの小椋藍が1分35秒944を記録してトップタイムをマーク。ラウル・フェルナンデスをわずか0.005秒差で抑え、チームのワンツーを達成した。さらにマルコ・ベッツェッキが3番手に入り、アプリリアがトップ3を独占した。
各メーカーが改良パーツを検証
スペインGPの余韻が残る中で行われた1日限りのテストでは、各メーカーが改良パーツやセットアップの検証を進めた。ドゥカティは巻き返しに向けて新型フロントエアロやスイングアームカバー、改良シャシーなどを投入し、開発を加速させた。
トラックハウスが一発の速さを改善
トラックハウス勢は事前に課題として挙げていた一発の速さを改善。フェルナンデスが終盤にトップタイムを記録した直後、小椋がさらに上回るラップで首位を奪取した。両者とも成果を示しつつも冷静な姿勢を維持し、次戦ル・マンでの再現性が問われる。
ファクトリーアプリリアも前進
ファクトリーのアプリリアでは、ベッツェッキがマルク・マルケスを0.005秒差で上回り3番手。ターン11で高速クラッシュを喫したものの大事には至らなかった。新型フロントフェアリングのほか、外からは見えない改良も施された。ホルヘ・マルティンはセットアップとライディングポジションの改善に取り組み、10番手でテストを終えた。
ドゥカティはフロント改善を重視
ドゥカティ勢ではマルク・マルケスが4番手。フロントのフィーリング改善を主軸にシャシー改良へ取り組み、エアロ面でも一定の効果を確認した。アレックス・マルケスは6番手、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ8番手、フランチェスコ・バニャイア10番手と続いた。フェルミン・アルデゲルは週末の負担もあり、回復中の大腿骨への影響を考慮して早めに走行を切り上げ、18番手となった。
KTMはアコスタが最上位
KTMではペドロ・アコスタが5番手で最上位。ダニ・ペドロサもテストライダーとして周回を重ね、新パーツの評価を進めた。テック3ではエネア・バスティアニーニが単独でテストを担当し12番手、ブラッド・ビンダーは16番手だった。
ホンダは現行パッケージの理解に集中
ホンダはタイムシート上では控えめな結果となったが、現行パッケージの理解を深める作業に集中。ヨハン・ザルコが9番手で最上位、ディオゴ・モレイラが13番手、ルカ・マリーニが14番手、ジョアン・ミルはその0.081秒差で続いた。
ヤマハはV4計画を含め開発継続
ヤマハはV4エンジンプロジェクトを含む開発を継続。ファビオ・クアルタラロは週末のベストを上回るタイムを記録し、7番手でテストを終えた。アレックス・リンスは22番手で早めに走行を終了。プリマ・プラマック・ヤマハではジャック・ミラーが17番手、トプラック・ラズガットリオグルは21番手で適応を進めた。
ル・マンへ続く開発競争
各陣営はヘレスでのデータを基に開発を加速させ、次戦ル・マンに向けてさらなるパフォーマンス向上を狙う。ヨーロッパラウンドは始まったばかりであり、勢力図の変化が続く局面に入っている。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。