二輪デザインを主とするデザイン事務所であるKIODESIGNのコンセプトバイク「MT-14」をご紹介します。このバイクはヤマハが「魂を直撃するライディングプレジャー」と表現するMTシリーズのフラッグシップモデルとしてデザインされています。
エンジンはクロスプレーンコンセプトに基づいて開発されたMT-09の3気筒エンジンをベースに並列5気筒とし、排気量1408ccで、最高時速365km/hを想定。MotoGPでもウイリーの低減、加速の向上などで確かな効果が認められたウイングレットを装備した意欲的なモデルとなっています。
MT-14 デザインコンセプト
デザインコンセプトはヤマハMTシリーズのプレステージグレード、最強最速のフラッグシップという設定のMT-14。昨年4月からサイト上で公開していたものを、各部をシェイプアップして2018年モデルとしてマイナーチェンジを想定したリニューアルデザインとなります。
エンジンはMT-09のボアストロークのまま、2気筒を足して並列5気筒とし、排気量は1408ccを想定した作り。365kmオーバーの最高速をイメージしているため、MTシリーズとは言えネイキッドでは成立しないと考え、デルタフレームにハーフカウル+ウイングレット装備のデザインとなっており、ライセンスナンバーステーも積極的にエアーマネージメントする形状となっています。
ボディーデザインは、存在感のあるフェイス、ボリューミーなタンクとリアタイヤ、対比するコンパクトなテールカウルを組み合わせ、メリハリの効いたアグレッシブなスタイリングを印象付けています。「ワルに成り切れない美しき悪女ヤマハ」をイメージされているとのこと。
MT-14 主要諸元
エンジン型式:水冷4ストロークDOHC 4バルブ 5気筒エンジン
排気量:1408cc
ボア x ストローク:78.0 mm x 59.0 mm
ホイールベース:1,440mm
キャスター角:24º
トレイル:96 mm
フロントタイヤ:120/70-17
リアタイヤ:200/45-17
シート高:815 mm
KIODESIGNについて
二輪デザインを主とするデザイン事務所として、アジア各国のメーカーと共に、二輪車文化発展と普及に向け開発活動をしています。代表の櫻井さんは、YAMAHA、台湾SANYANG(現SYM)、SUZUKI、韓国DAELIM 、中国HAOJUE、などの名だたる企業で開発や提案プロジェクトを経験されています。
デザイン事務所として二輪車ならば全カテゴリーを対象としながらも、「やはり最速のバイクを創りたい欲求は強い」と櫻井さんは語ります。櫻井さん自身入れ込んでいたのはオフロードとのことで、過去にはBAJA1000などに参戦し、2度完走されている凄腕のライダーでもあります。
ショップ情報
ショップ名:KIODESIGN
URL:https://www.kiodesign.jp/
[blogcard url=”https://www.kiodesign.jp/”]
[blogcard url=”https://kininarubikenews.com/archives/9189″]